学内講座コード:25122207
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主催:
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス (東京都) ]
講座名:
【対面】都市空間を歩く 近代日本文学と東京【対面/日本の文化・歴史/文学/】
申し込み締切:
2025年04月09日 (水) 00:00
開催日時:
2025年4月19日(土)~2025年6月21日(土)/13:30~15:00(フィールドワークも同様)
入学金:
-
受講料:
29,700円
定員:
30名
講座回数:
9回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【講座趣旨】
作品の空間は「背景」に終るものではなく、歴史や文化の堆積を抱え、それ自体が「主題」や「人物像」などの形成に決定的にかかわっていると考えています。
テキストを「都市」・「都市文化」のコードで読み返し、前もって徹底的に調べ、実際に歩くことを通して、常識化されたそれとは違う、新たなテキストの表情をつかみたいと思っています。
*以前本講座を受講された方へ*
フィールドワーク実施日も13:30開始となります。
【特記事項】
※本講座は対面型となります。
■申込締切日:4月9日(水)
■申込に際し、必ず申し込み方法 をご確認ください。
■受講に際し、必ず受講規約をご確認ください。
■開講決定後、講座開講日7日前を目途に、受講のご案内を発送します。
※お住まいの地域により、お手元に届くまでお時間を要する場合がありますこと、予めご承知おきください。
※申込期日までに、申込手続(受講料の入金含む)が完了していない方には、受講のご案内を郵送いたしません。但し、申込期日が過ぎた後に申込手続が完了した方には、講座初回日にリバティアカデミー事務局の窓口にて、受講のご案内をお渡しします。なお、申込期日までに受講料のお支払いが完了しない場合は、講座の受講をお断りする場合があります。
※本講座はフィールドワーク実施回がございます。
■フィールドワークにかかる現地までの交通費は、受講生の自費負担とします。
■フィールドワーク予定日が雨天などの場合、変更がある可能性があります。
【講義概要】
第1回 2025年04月19日(土) 芥川龍之介「本所両国」(1)
最晩年の昭和2年、生育地本所両国の紀行文をていねいに読みます。
第2回 2025年04月26日(土) 芥川龍之介「本所両国」(2)フィールドワーク
いくつかのコースが考えられますが、両国から厩橋にかけて大川端をメインに歩きたいと思っています。
第3回 2025年05月10日(土) 芥川龍之介「本所両国」(3)
芥川にとっての本所というトポスの意味を深く考えてみたいと思います。
第4回 2025年05月17日(土) 有吉佐和子「地唄」が描いた羽田空港(1)
昭和31年(1956)の芥川賞候補作「地唄」を講読する。羽田空港が重要な舞台。
第5回 2025年05月24日(土) 有吉佐和子「地唄」が描いた羽田空港(2)フィールドワーク
昭和6年(1931)開港の羽田空港の今を探訪します。
第6回 2025年05月31日(土) 有吉佐和子「地唄」が描いた羽田空港(3)
この作品における羽田空港の意味を時代背景をふまえて考察します。
第7回 2025年06月07日(土) 北条民雄『いのちの初夜』と多摩全生園(1)
北条民雄が自らのハンセン病(旧称・らい病)との闘病生活を描き、1936年(昭和11)に発表された『いのちの初夜』を読みます。
第8回 2025年06月14日(土) 北条民雄『いのちの初夜』と多摩全生園(2) フィールドワーク
北条民雄が入所した多摩全生園や国立ハンセン病資料館の見学、及びその周辺を探訪します。
第9回 2025年06月21日(土) 北条民雄『いのちの初夜』と多摩全生園(3)
角川文庫『いのちの初夜』に収録されているハンセン病を扱った他の作品に触れつつ、ハンセン病と近代文学の歴史を考察します。
【教材】
配付資料
【テキスト】※教材は各自購入願います。
佐藤義雄: 全集の他青空文庫で読めます。中編ですので抄録をプリント配布します。
長沼秀明: 講談社文芸文庫。新潮文庫は電子版のみ。
松下浩幸: 北条民雄『いのちの初夜』角川文庫
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 佐藤 義雄 |
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肩書き | 明治大学名誉教授 |
プロフィール | 1948年長野県生まれ。東京教育大学大学院修了。都市・都市文化と文学の交錯を視座にして日本近代文学の読み換えを行っている。編著にこの講座の成果をまとめた『都市空間を歩く』(第1輯~第4輯、リバティアカデミーブックレット)、単著に『文学の風景 都市の風景』(2010 蒼丘書林)、『昭和文学の位相1930-1945』(2014 雄山閣)、『文学の認知空間』(2020 蒼丘書林)がある。 Meiji.net関連記事 |
名前 | 松下 浩幸 |
肩書き | 明治大学農学部教授 |
プロフィール | 1960年大阪府出まれ。明治大学大学院修了。日本近代文学専攻。〈場所〉〈単身者〉〈ジェンダー〉をキーワードに、近代化と文学表象の関係を考察している。著書に『夏目漱石-Xなる人生-』、共著書に『異文化体験としての大都市』『「倫敦塔」論集 漱石のみた風景』『〈怪異〉とナショナリズム』などがある。 Meiji.net関連記事 |
名前 | 長沼 秀明 |
肩書き | 明治大学文学部兼任講師、川口短期大学教授・こども学科長 |
プロフィール | 1962年札幌市生まれ。明治大学大学院修了。日本の憲法をはじめとする法の歴史研究を専門とし、現在は家事審判所の研究に取り組む。共著に『尾佐竹猛研究』『日本近代法学の巨擘 磯部四郎研究』『近代への架橋』『保育と日本国憲法』『近代日本の専門職とジェンダー』『日本の歴史を問いかける』『日本の歴史を解きほぐす』など。 |
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