学内講座コード:2511T005
この講座について質問する主催:
東京都立大学オープンユニバーシティ [ 東京都立大学 飯田橋キャンパス (東京都) ]
講座名:
『江戸府内絵本風俗往来』の世界 Act2 ―幕末江戸の三月から五月の暮らし―
申し込み締切:
2025年04月29日 (火) 23:30
開催日時:
2025年5月9日(金)~2025年5月30日(金)/13:30~15:00
入学金:
3,000円
受講料:
10,100円
定員:
36名
講座回数:
4回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【講座内容】
「葦の葉散人」こと菊池貴一郎(嘉永元年(1848)~大正14年(1925))は、二代歌川広重に学び後に四代広重を継いだ人物です。
本講座は菊池貴一郎の著作『江戸府内絵本風俗往来』を題材に、江戸時代末期の江戸市中の年中行事や庶民の姿を生活史の立場から分かりやすくご紹介いたします。
今期は三月から五月の年中行事について、「水道の水にて産湯をつかひし江戸児の一人」である著者の江戸口調の文辞と、菊池自らが描く飄逸な挿絵を読み解きます。お気軽にご受講ください。毎回、教材プリントを配布します。
【講座スケジュール】
第1回 2025年05月09日(金) 三月の江戸
季節の桜草や野菜、魚売りの姿や、上野・飛鳥山・隅田川の花見習俗、さらには御殿女中の宿下がりなど、旧幕時代の江戸の姿を解説します。
第2回 2025年05月16日(金) 四月の江戸
灌仏会、四月の売り物、苗売り、植木屋の軒先、さらには深川八幡の牡丹や佃島の藤、霧島躑躅など、季節感あふれる街の風情を説明します。
第3回 2025年05月23日(金) 五月の江戸(1)
大川の水垢離、両国の川開き、柳橋の繁栄、さらに金魚売りや風鈴売りなど、夏の江戸の年中行事についてお話します。
第4回 2025年05月30日(金) 五月の江戸(2)
端午の節句などの子どもの行事のほか、杜若や蛍の季節を迎えた江戸の名所の姿、梅雨、雨後の風景など、情緒豊かな江戸の暮らしをご紹介します。
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 石倉 孝祐 |
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肩書き | 國學院大學・神奈川大学 兼任講師 |
プロフィール | 東京都生まれ。2023年3月まで北区飛鳥山博物館学芸員として、文化表象論の立場から近世・近代の地域史研究に従事した。近年に担当した企画展に『古写真はわたしたちに何を伝えるのか?―写された幕末・明治の北区の名所―』(2019)、『飛鳥山三百年展 楽しい!だから続く 吉宗がつくった江戸のワンダーランド』(2020)、『幻想の江戸―異文化のまなざしに映った他者・表象・言説―』(2022)がある。現在、北区文化施策アドバイザーも務める。 |
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