学内講座コード:0701001
この講座について質問する主催:
武蔵野大学 社会響創センター事務課 [ 武蔵野大学 三鷹サテライト教室 (東京都) ]
講座名:
史料から見る日本の歴史
申し込み締切:
2025年05月21日 (水) 12:00
開催日時:
2025年4月3日(木)~2025年5月22日(木)/15:00~16:30
入学金:
-
受講料:
10,000円
定員:
40名
講座回数:
5回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【講座内容】
こちらは、史料から見る日本の歴史 全5回のお申込みのページです。
歴史学は、論証しようとするテーマに関する確かな史料を集積し、そのすべての史料に整合性のある解釈をすることが基本です。信頼性の高い一次史料とされる古文書を中心として歴史を見直してみましょう。この講座では、中世から近世にかけて続いた700年間に及ぶ幕府支配の時代を取り上げます。鎌倉幕府、室町幕府前期の南北朝時代と後期の戦国時代、さらに江戸幕府の三つの幕府の武家支配の時代における軍事、行政、経済などの具体的諸相について史料をもとに学んでいきましょう。
【プロデュース】
本学名誉教授・日本古文書学会理事/漆原 徹
(各回の個別のお申込みは各講座名をクリック)
0701001a 鎌倉幕府文書
講師:神奈川県立横浜緑ケ丘高等学校教諭、昭和女子大学非常勤講師/佐藤 秀成
日時:4/3(木)15:00~16:30
概要:鎌倉幕府はどのようにして人々を治めていたのだろうか?武力による力の支配だけではなく、統治のための書類が出されていました。鎌倉幕府によって発給された行政文書を通覧していきます。
0701001b 南北朝動乱期の文書1
講師:本学名誉教授・日本古文書学会理事/漆原 徹
日時:4/10(木)15:00~16:30
概要:南北朝の動乱は、一世紀に及ぶ戦国争乱に次ぐ六十年の長い戦乱の時代でした。長期化したとはいえ、初期足利政権が北朝を擁して終始軍事的優勢を確保した幕府の軍事体制とはどのようなものだったのでしょう。残された古文書から具体的に見ていきましょう。
0701001c 戦国時代の合戦と民衆 ― 禁制の発給・機能を通じて ―
講師:東洋大学・駒澤大学非常勤講師、2026年大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK)時代考証/柴 裕之
日時:5/7(水)15:00~16:30
概要:戦国時代の合戦とは、当時の民衆にとってどのような事態で、どのように対応したのでしょうか。この講座では、合戦のなかにおける民衆の姿について禁制という文書を通じてみていきます。
0701001d 戦国大名の文書 ― 東海の大名今川氏の文書を見直す ―
講師:静岡市文化財保護審議会委員・2023年大河ドラマ「どうする家康」(NHK)古文書考証/大石 泰史
日時:5/15(木)15:00~16:30
概要:東海地方に君臨した戦国大名今川氏の発給文書について、その基礎的情報を提示しつつ、文書の形状や内容、さらには手続き方法などから追究できる今川氏研究の新知見を紹介します。
0701001e 揺れ動く幕藩体制 ― 大塩平八郎の乱関係文書を読む ―
講師:慶應義塾大学名誉教授/井奥 成彦
日時:5/22(木)15:00~16:30
概要:体制側の人間が公然と幕府を批判して反乱を起こし、鎮圧はされたものの幕府の権威を失墜させた大塩平八郎の乱関係の文書を読み、この乱の意義を考えます。
【講座スケジュール】
第1回 2025年04月03日(木) 鎌倉幕府文書
第2回 2025年04月10日(木) 南北朝動乱期の文書1
第3回 2025年05月07日(水) 戦国時代の合戦と民衆 ― 禁制の発給・機能を通じて ―
第4回 2025年05月15日(木) 戦国大名の文書 ― 東海の大名今川氏の文書を見直す ―
第5回 2025年05月22日(木) 揺れ動く幕藩体制 ― 大塩平八郎の乱関係文書を読む ―
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 佐藤 秀成 |
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肩書き | 神奈川県立横浜緑ケ丘高等学校教諭、昭和女子大学非常勤講師 |
プロフィール | 慶応義塾大学大学院修士課程修了、 博士(史学・慶応義塾大学) 神奈川県立高等学校教諭・総括教諭、神奈川県教育委員会主幹・指導主事 論文:「六波羅探題の伝達経路に関する若干の考察」(『古文書研究』第41・42合併号) 「鎌倉時代軍事関係文書の整理」(『古文書研究』第71号)他 著書:『鎌倉幕府文書行政論』(吉川弘文館) |
名前 | 漆原 徹 |
肩書き | 本学名誉教授・日本古文書学会理事 |
プロフィール | 慶應義塾大学文学部史学科卒業 同大学院修士課程 博士課程修了 慶應義塾大学文学博士(史学) 山脇学園短期大学教授・図書館長を経て現職 本学文学部教養教育部会・文学研究科教授 慶應義塾大学・日本女子大学講師 東京都港区文化財保護審議委員 西東京市文化財保護審議委員 日本古文書学会理事 |
名前 | 柴 裕之 |
肩書き | 東洋大学・駒澤大学非常勤講師、2026年大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK)時代考証 |
プロフィール | 1973年、東京都生まれ。東洋大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学、博士(文学・東洋大学)。 主要著書として、単著に『徳川家康―境界の領主から天下人へ』(平凡社、2017年)、『織田信長―戦国時代の「正義」を貫く』(平凡社、2020年)、『青年家康―松平元康の実像』(KADOKAWA、2022年)、編著『図説 豊臣秀吉』(戎光祥出版、2020年)、編著『シリーズ・織豊大名の研究14 豊臣秀長』(戎光祥出版、2024年)共編著『図説 徳川家康と家臣団』(戎光祥出版、2022年)、共編著『戦国武将列伝6 東海編』(戎光祥出版、2024年)などがある。 |
名前 | 大石 泰史 |
肩書き | 静岡市文化財保護審議会委員・2023年大河ドラマ「どうする家康」(NHK)古文書考証 |
プロフィール | 1965年生まれ。東洋大学文学部卒。東洋大学大学院修士課程修了。 現在、博物館展示プランニングを提案する大石プランニング主宰。 今川氏の家臣や当主の古文書の性格を解明するために、1988年から論文執筆を始める。近年、単著として ・『井伊氏サバイバル五〇〇年』(星海社新書 2016) ・『今川氏滅亡』(角川選書 2018) ・『城の政治戦略』(角川選書 2020) 編著書には ・『全国国衆ガイド 戦国の〝地元の殿様〟たち』(星海社新書 2015) ・『今川氏年表』(高志書院 2017) ・『シリーズ・中世関東武士の研究 第27巻 今川義元』(戎光祥出版 2019) ・『東海道中世史研究2 領主層の共生と競合』(岡野友彦共編 高志書院 2024)がある。 |
名前 | 井奥 成彦 |
肩書き | 慶應義塾大学名誉教授 |
プロフィール | 1957年生まれ 1975年 大阪府立北野高等学校卒業 1980年 慶應義塾大学文学部史学科卒業 1982年 慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了 1986年 明治大学大学院文学研究科博士後期課程退学、九州大学石炭研究資料センター助手 1992年 摂南大学経営情報学部助教授 1994年 流通経済大学経済学部助教授 1998年 流通経済大学経済学部教授 2002年 京都産業大学経済学部教授 2006年 慶應義塾大学文学部教授 2023年 慶應義塾大学を定年退職、同大学名誉教授、現在に至る |
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