学内講座コード:710406
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター オンライン講座 (オンライン) ]
講座名:
仏師快慶の事績をたどる
申し込み締切:
2025年04月01日 (火) 17:00
開催日時:
4月 2日(水)〜 6月11日(水)/10:30~12:00
入学金:
-
受講料:
34,155円
定員:
30名
講座回数:
10回
講座区分:
前期
その他:
会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・日本文化の基礎となる鎌倉時代の文化がどのようなものであったか、この時代の初期を代表する仏師の事績と、その遺品を通して広い視野から理解する。
・鎌倉時代を代表する仏師快慶がどのような彫像を造っていたかを主要な遺品から探り、その事績を追うことで当時の文化の理解を深める。
・快慶の主要仏像がどのような目的で造られ、どのような造形を造ったかを知ることで、日本美術史の理解を深める。
【講義概要】
日本では、仏像などの彫刻類を製作した工人を仏師と呼ぶ。仏師と言えば、近年は運慶が注目されているが、ほぼ同時期に活躍した快慶の存在も無視することは出来ない。快慶は、鎌倉初頭期の重要な造仏事業に参加し、また中世以前の仏師の中では格段の数の造像銘記を伴う作例を遺し、さらに一般に安阿弥様(あんあみよう)と呼ばれる調和の整った阿弥陀如来立像の様式を創り上げ、後世に大きな影響を与えた。本講座では、10回に亘り快慶の活動の事績や遺された作品を紹介しながら、この著名な仏師が何を成し遂げたかを解明してみたい。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 4/ 2(水) 快慶の登場:米国・ボストン美術館と京都・醍醐寺の弥勒菩薩像
第2回 2025/ 4/ 9(水) 無位時代(アン阿弥陀仏時代)の活動(1):京都・遣迎院と八葉蓮華寺の阿弥陀如来像を中心に
第3回 2025/ 4/16(水) 無位時代(アン阿弥陀仏時代)の活動(2):兵庫・浄土寺阿弥陀三尊像
第4回 2025/ 4/23(水) 無位時代(アン阿弥陀仏時代)の活動(3):金剛峯寺の造仏ー特に四天王像と孔雀明王像を中心にして
第5回 2025/ 5/ 7(水) 東大寺再興造仏への参加(1):僧形八幡神像の問題を中心にして
第6回 2025/ 5/14(水) 東大寺再興造仏への参加(2):東大寺南大門金剛力士像の問題
第7回 2025/ 5/21(水) 無位時代最終段階の造仏の様相:奈良・文殊院文殊五尊像の問題を中心にして
第8回 2025/ 5/28(水) 法橋時代の活動:大阪・大円寺阿弥陀如来像と東大寺公慶堂地蔵菩薩像
第9回 2025/ 6/ 4(水) 晩年(法眼時代)の活動(1):岡山・東寿院阿弥陀如来像と京都・大報恩寺十大弟子像
第10回 2025/ 6/11(水) 晩年(法眼時代)の活動:奈良・光林寺阿弥陀如来像と和歌山・光台院阿弥陀三尊像を中心として
【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講日は6月18日(水)を予定しております。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず
「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員・法人会員】授業動画の視聴方法(会員・法人会員向け)
【ビジター】授業動画の視聴方法(ビジター向け)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 根立 研介 |
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肩書き | 京都大学名誉教授、公益財団法人美術院理事長 |
プロフィール | 文化庁文化財調査官なども経験し、各地の文化財を調査する。専門は、日本彫刻史。特に仏像制作者である仏師研究や肖像彫刻研究などに成果を挙げる。著書に『日本中世の仏師と社会』、『日本中世肖像彫刻史研究』などがある。また、『日本彫刻史基礎資料集成 鎌倉時代造像銘記篇』の編纂などにも関わり、日本彫刻史の基礎資料集の刊行にも尽力している。 |
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