学内講座コード:710304
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター オンライン講座 (オンライン) ]
講座名:
モンゴル帝国後裔史 キプチャク草原東部におけるカザフ汗国の興亡
申し込み締切:
2025年04月03日 (木) 17:00
開催日時:
4月 4日(金)〜 6月13日(金)/10:30~12:00
入学金:
-
受講料:
34,155円
定員:
30名
講座回数:
10回
講座区分:
前期
その他:
会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))※2025年3月末日まで入会金無料キャンペーン実施中
補足:
-
【目標】
・モンゴル帝国解体後の中央アジアにおける騎馬遊牧民の歴史を理解する。
・カザフ汗国とカザフ民族形成史の概要を把握する。
・カザフスタンにおけるチンギス・ハンの子孫の事蹟に関する知識を深める。
【講義概要】
チンギス・ハンの長男ジュチの後裔は、モンゴル帝国の西北部を占めたキプチャク汗国の君主として、キプチャク草原(カザフスタンからウクライナに至るユーラシア大草原)とその周辺地域に君臨しました。モンゴル帝国崩壊後、キプチャク汗国も分裂・解体し、キプチャク草原の東部には、ジュチの十三男トカ=テムルの後裔によってカザフ汗国が建てられ、この遊牧国家のもとでカザフ民族が形成されました。カザフ汗国が帝政ロシアに併合された後も、チンギス・ハンの後裔たるカザフ王族は貴族として特権を保ち、カザフ近代史に大きな影響を与えた人物も輩出しました。本講座ではモンゴル帝国解体後のカザフスタン地域の歴史を人物中心に概観します。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 4/ 4(金) キプチャク汗国の解体とカザフ汗国の成立
第2回 2025/ 4/11(金) カザフ汗国の発展と隆盛
第3回 2025/ 4/18(金) カザフの三ジュズの分立と、カルマク(オイラト)の対カザフ侵攻
第4回 2025/ 4/25(金) アブルハイル汗の、ロシア皇帝への臣従
第5回 2025/ 5/ 9(金) 帝政ロシアと清朝との狭間で勢力を拡大したアブライ汗
第6回 2025/ 5/16(金) 帝政ロシアによるカザフ中ジュズ汗の廃止と、ケネサル一門の武力闘争
第7回 2025/ 5/23(金) カザフ小ジュズの政治的混乱とボケイ汗国(ブケイ・オルダ)の成立、小ジュズにおける汗の廃止
第8回 2025/ 5/30(金) カザフ近代知識人の草分けチョカン・ワリハノフと、カザフ伝統音楽の巨匠ダウレトケレイ
第9回 2025/ 6/ 6(金) ロシア革命期のカザフ王族、アリハン・ブケイハノフとバクトジャン・カラタエフ
第10回 2025/ 6/13(金) 新疆のカザフ王族、エリン郡王とその弟シャリフハン
【ご受講に際して】
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆本講座は、2023年秋講座「中央アジアのチンギス・ハンの子孫たち モンゴル帝国解体後の中央アジアにおけるカザフ汗国とカザフ王族」の内容をもとに、新たな知見を加えて改訂し、あらためてオンラインで実施するものです。
◆休講が発生した場合の補講日は6月20日(金)を予定しております。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 赤坂 恒明 |
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肩書き | 元内モンゴル大学教授、早稲田大学中央ユーラシア歴史文化研究所招聘研究員 |
プロフィール | 千葉県野田市出身。早稲田大学大学院修了、博士(文学)。専攻分野は東洋史学。モンゴル帝国史を中心とする内陸ユーラシア史のほか、日本史の論著もある。著書に『ジュチ裔諸政権史の研究』(風間書房)、『「王」と呼ばれた皇族』(日本史史料研究会監修。吉川弘文館)など。http://akasakatsuneaki.c.ooco.jp/ |
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