学内講座コード:310728
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
ウェーバー の「価値自由」と政治的中立性について
申し込み締切:
2025年04月11日 (金) 17:00
開催日時:
4月12日(土)〜 4月26日(土)/15:05~16:35
入学金:
-
受講料:
10,246円
定員:
24名
講座回数:
3回
講座区分:
数回もの
その他:
会員受講料: 8,910円(入会金は8,000円(税込))※2025年3月末日まで入会金無料キャンペーン実施中
補足:
-
【目標】
・マックス・ウェーバーの「価値自由」を理解する。
・中立の複数の意味を知る。
・政治的中立性をめぐる今日の問題状況への認識を深める。
【講義概要】
近年、中立をめぐる問題をよく目にするようになりました。メディアの中立性・公平性のあり方、政治的なテーマを扱う行政の催し物、学校の政治教育の内容などで、政治的中立性が損なわれているのではないかと感じ、そのような状況に不満を持っている人が増えているように思います。この講座では、マックス・ウェーバーの「価値自由」(wertfrei; value-free)という言葉とそれをめぐる論争を手掛かりにして、現代日本の政治的中立性をめぐる問題について考えていきます。受講者のみなさまと意見交換するのを楽しみにしています。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 4/12(土) マックス・ウェーバーの学問論
第2回 2025/ 4/19(土) 戦時下の学問と「価値自由」
第3回 2025/ 4/26(土) 教育とメディアと党派性
【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、5月10日(土)を予定しております。
◆『中立とは何か――マックス・ウェーバー「価値自由」から考える現代日本』(野口雅弘著、朝日選書)をお読みいただくと、より講義内容の理解が深まります。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 野口 雅弘 |
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肩書き | 成蹊大学教授 |
プロフィール | 1969年生まれ。ドイツ・ボン大学でPh.Dを取得。専門は政治学・政治思想史。早稲田大学政治経済学術院助教、岐阜大学教育学部准教授、立命館大学法学部准教授・教授などを経て現職。著書に『闘争と文化』(みすず書房)、『官僚制批判の論理と心理』(中公新書)、『忖度と官僚制の政治学』(青土社)、『マックス・ウェーバー』(中公新書)、『よくわかる政治思想』(共編著、ミネルヴァ書房)、『中⽴とは何か――マックス・ウェーバー「価値⾃由」から考える現代⽇本』(朝⽇選書)。翻訳にシュヴェントカー『マックス・ウェーバーの日本』(共訳、みすず書房)、ウェーバー『仕事としての学問 仕事としての政治』(講談社学術文庫)、ノイマン/マルクーゼ/キルヒハイマー『フランクフルト学派のナチ・ドイツ秘密レポート』(みすず書房)、ウェーバー『支配についてI ・II』(岩波文庫)などがある。 |
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