学内講座コード:310328
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
オランダ東インド会社から読み解く近世ヨーロッパとアジア
申し込み締切:
2025年04月03日 (木) 17:00
開催日時:
4月 4日(金)〜 6月20日(金)/10:40~12:10
入学金:
-
受講料:
20,493円
定員:
24名
講座回数:
6回
講座区分:
前期
その他:
会員受講料: 17,820円(入会金は8,000円(税込))※2025年3月末日まで入会金無料キャンペーン実施中
補足:
-
【目標】
・近世ヨーロッパとアジアとの関係を、オランダ東インド会社の歴史から具体的に考える。
・国際貿易や異文化間交流を題材に、近世グローバル・ヒストリー研究の最新動向を理解する。
・オランダ東インド会社の事例分析から、多民族共生など現代的な諸問題解決の糸口を模索する。
【講義概要】
17世紀のオランダは黄金時代と呼ばれるほど経済的繁栄を謳歌しました。レンブラントやフェルメールが活躍した時代であり、そうしたなかで史上初のグローバル・カンパニーであったオランダ東インド会社が誕生します。オランダ東インド会社はアジア各地に多数の商館を設置し、様々なビジネスを行いました。最新の研究に基づきながら、オランダ東インド会社の歴史を紐解き、17世紀から18世紀にかけてのヨーロッパとアジアの関係を考察します。このことはまた、会社とは何か、グローバル化が引き起こす文化摩擦を回避する工夫は何であったかなど、現今の社会問題を考える際のヒントを模索することにもなるでしょう。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 4/ 4(金) オランダ東インド会社の誕生
第2回 2025/ 4/18(金) ヨーロッパ・アジア間貿易
第3回 2025/ 5/ 9(金) アジア域内貿易
第4回 2025/ 5/23(金) グローバル・カンパニーの多民族共生ガバナンス
第5回 2025/ 6/ 6(金) 近世植民都市バタヴィアの多民族共生社会
第6回 2025/ 6/20(金) 長崎出島とグローバル・ヒストリー
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 島田 竜登 |
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肩書き | 東京大学 准教授 |
プロフィール | 東京大学大学院人文社会系研究科(文学部)准教授。ライデン大学PhD。専門は東洋史学(南・東南アジア史)、グローバル・ヒストリー。オランダ東インド会社文書などを解読し、世界貿易史や異文化交流の歴史などに関心がある。主著The Intra-Asian Trade in Japanese Copper by the Dutch East India Company during the Eighteenth Century, Leiden: Brill, 2006のほか、編著『1683年 近世世界の変容』『1789年 自由を求める時代』(いずれも山川出版社、2018年)、共編著『アジア経済史研究入門』(名古屋大学出版会、2015年)『歴史に刻印されたメガシティ』(東京大学出版会、2016年)『構造化される世界:14〜19世紀』岩波講座世界歴史第11巻(岩波書店、2022年)などがある。 |
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