学内講座コード:310319
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
三つの一神教から見たアラブとイスラエルの関係史
申し込み締切:
2025年04月02日 (水) 17:00
開催日時:
4月 3日(木)〜 6月12日(木)/10:40~12:10
入学金:
-
受講料:
34,155円
定員:
24名
講座回数:
10回
講座区分:
前期
その他:
会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))※2025年3月末日まで入会金無料キャンペーン実施中
補足:
-
【目標】
・三つのセム的一神教(ユダヤ教・キリスト教・イスラーム教)の共通点と相違点を理解する。
・三つの一神教の相互関係を十字軍・東方問題・パレスチナ問題などの歴史的段階ごとに把握する。
・過去の歴史が現在のアラブ・イスラエル紛争とどのように繋がっていくのかを理解する。
【講義概要】
1948年にイスラエルが建国されて以来、アラブ諸国とイスラエルの間では4度にわたり「中東戦争」が戦われてきた。この両者の関係史を、ユダヤ教、キリスト教、そしてイスラム教という三つのセム的一神教の起源に遡って、相互関係の歴史から改めて考える。ユダヤ教から生まれ「イエスこそがメシア(救世主)である」としたのがキリスト教であるが、イスラームは7世紀に預言者ムハンマドが唯一神アッラーの啓示を受けて急速に信徒を増やしていった。この三つの一神教の関係を、十字軍、東方問題、そしてパレスチナ問題といった歴史的段階ごとに振り返り、アラブ諸国とイスラエルとの関係の現状をどのように見るべきか考えてみたい。※参考図書についてはホームページでご確認ください。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 4/ 3(木) 序論―講座全体の構成について
第2回 2025/ 4/10(木) 一神教としてのユダヤ教の世界
第3回 2025/ 4/17(木) ユダヤ教から生まれたキリスト教の拡大とユダヤ人迫害
第4回 2025/ 4/24(木) イスラームの成立とユダヤ教・キリスト教との関係
第5回 2025/ 5/ 8(木) 転換期としての十字軍・レコンキスタ(再征服)・大航海時代
第6回 2025/ 5/15(木) イスラーム帝国としてのオスマン朝とその構成
第7回 2025/ 5/22(木) オスマン朝の衰退(東方問題)とヨーロッパ諸国の躍進
第8回 2025/ 5/29(木) 帝国主義の時代から第一次・第二次の両大戦間期
第9回 2025/ 6/ 5(木) イスラエル建国とアラブ・イスラエル紛争
第10回 2025/ 6/12(木) アラブ・イスラエル関係の現状
【ご受講に際して】
◆『世界史の中のパレスチナ問題』(講談社現代新書、臼杵陽著)を読んでいただくと講義内容の理解がより深まります。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 臼杵 陽 |
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肩書き | 日本女子大学文学部教授 |
プロフィール | 1956年大分県生まれ。東京外国語大学外国語学部卒業後、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(地域研究、京都大学)。在ヨルダン日本国大使館、佐賀大学、エルサレム・ヘブライ大学トルーマン平和研究所、国立民族学博物館・地域研究企画交流センターなどを経て現職。専門分野は、中東近現代政治史、日本・イスラーム関係史。著書に、『日本人のための「中東」近現代史』(角川ソフィア文庫)、『世界史の中のパレスチナ問題』(講談社現代新書)、『イスラエル』(岩波新書)、『「ユダヤ」の世界史』(作品社)、『原理主義』(岩波書店)などがある。 |
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