学内講座コード:310202
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
女帝からキサキへ 平安初期における王権構造を考える
申し込み締切:
2025年04月20日 (日) 17:00
開催日時:
4月21日(月)〜 5月12日(月)/13:10~14:40
入学金:
-
受講料:
6,831円
定員:
24名
講座回数:
2回
講座区分:
数回もの
その他:
会員受講料: 5,940円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・平安時代の歴史に対する理解を深める。
・多角的な視野や視点から歴史を考える力を養う。
【講義概要】
平安時代の皇位継承は、「藤原氏の陰謀説」で語られることが多かったのではないでしょうか。しかし、主語を天皇あるいは王権とすると、通説とは違う歴史の側面を見ることができます。本講座では、このような視角から、古代における女帝(女性天皇)の終焉や天皇の配偶者であるキサキの変質の過程から、平安初期(九世紀)における幼帝の出現やいわゆる「摂政」「関白」の発生を再検討します。第1回は、女帝の終焉はどのように起きてきたのか、井上廃后から承和の変まで取り上げます。第2回は、女帝や皇后不在の時代における幼帝の出現や、「摂政」発生の契機となった応天門の変を中心に、王権構造の変質を紐解いてまいります。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 4/21(月) 女帝の終焉
第2回 2025/ 5/12(月) 幼帝の出現とキサキの変質
【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講日は、5月26日(月)を予定しております。
◆参考図書:『古代史講義』(佐藤信編、ちくま新書、2018年)。『天皇はいかに受け継がれたのかー天皇の身体と皇位継承』(績文堂、2019年)。『人物で学ぶ日本古代史3 平安時代編』(吉川弘文館、2022年)。『平安時代天皇列伝』(戎光祥出版、2023年)。『古代王権ー王はどうして生まれたのか』(岩波書店、2024年)など。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 仁藤 智子 |
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肩書き | 国士舘大学教授 |
プロフィール | 博士(人文科学、お茶の水女子大学)。専門分野は日本古代史(王権論、比較王制史など)。主な研究業績として、『平安初期の王権と官僚制』(吉川弘文館)、「古代王権の由緒と正統性」(『古代王権』所収、岩波書店)、『日本史概説ー知る・出会う・考える』(北樹出版)、「女帝の終焉」、「応天門の変と『伴大納言絵巻』」などがある。 |
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