学内講座コード:110736
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
変わりゆく都市国家シンガポール―過去、現在、そして未来
申し込み締切:
2025年04月06日 (日) 17:00
開催日時:
4月 7日(月)〜 6月16日(月)/10:40~12:10
入学金:
-
受講料:
34,155円
定員:
30名
講座回数:
10回
講座区分:
前期
その他:
会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))※2025年3月末日まで入会金無料キャンペーン実施中
補足:
-
【目標】
・シンガポールとはどのような国かを知る。
・都市の持つ歴史的文脈から現在と未来を考える。
・世界における東南アジアの位置づけを多面的に理解する。
【講義概要】
シンガポールは1965年に建国された都市国家ですが、その経済発展は目覚ましく、2023年の一人あたり名目GDPは世界5位に位置します。一方で「建国の父」リー・クアンユーの統制的体制は21世紀に限界を迎え、2010年代以降は統治モデルの転換が進みつつあります。このように注目を集めるシンガポールですが、その歴史的文脈が現代にどのような影響を及ぼしてきたかを理解する機会は、あまり提供されていません。そこで本講座はシンガポールを、過去・現在・未来を俯瞰する時間軸のなか、さまざまな切り口で多面的に紹介しつつ、これを一国への理解にとどまらず、世界における東南アジアの位置づけを考える契機にしたいと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 4/ 7(月) イントロダクション:シンガポールの面白さを探る
第2回 2025/ 4/14(月) シンガポールは「インドの一部」!?:自由港の成立と発展の歴史(19世紀〜20世紀前半)
第3回 2025/ 4/21(月) 自治領からマレーシア連邦、そして独立:リー・クアンユーという人物の登場(1940年代後半〜1965年)
第4回 2025/ 4/28(月) 「国民国家」の建設:高度経済成長の時代(1965〜1970年代)
第5回 2025/ 5/12(月) リーからゴー、ゴーからリー、でもやっぱりリー:権力継承の系譜とメカニズム(1980〜2000年代)
第6回 2025/ 5/19(月) 閑話休題:日本・シンガポール関係史
第7回 2025/ 5/26(月) 2011年の政治的衝撃:統治モデルの転換模索へ(2010年代)
第8回 2025/ 6/ 2(月) 「第四世代」への権力継承:その迷走と背景(2010年代)
第9回 2025/ 6/ 9(月) 複雑さを増す国際環境の中で:シンガポールの外交・安全保障政策(2010年代)
第10回 2025/ 6/16(月) シンガポールの未来:漸進的だが不可逆な自由化への道
【ご受講に際して】
・休講が発生した場合の補講は6月23日(月)を予定しています。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 久末 亮一 |
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肩書き | 日本貿易振興機構アジア経済研究所開発研究センター副主任研究員 |
プロフィール | 学術博士(東京大学)。専門はアジア経済史、シンガポール政治経済、比較都市史(香港・シンガポール)。東京大学助教、政策研究大学院大学助手を経て、日本貿易振興機構アジア経済研究所。主著に『香港:帝国の時代のゲートウェイ』(名古屋大学出版会、2012年)、『転換期のシンガポール』(アジア経済研究所、2021年)。 |
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