学内講座コード:110513
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
最も重要な仏典を読む 中世神道論から近世仏教篇
申し込み締切:
2025年04月01日 (火) 17:00
開催日時:
4月 2日(水)〜 6月11日(水)/13:10~14:40
入学金:
-
受講料:
34,155円
定員:
30名
講座回数:
10回
講座区分:
前期
その他:
会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))※2025年3月末日まで入会金無料キャンペーン実施中
補足:
-
【目標】
・中世から近世への過渡期に、日本人の精神世界に何が起こったのか、学びます。
・信頼できる文献を引用し、正確な知識を提供します。
【講義概要】
宗教の時代と言われる中世から戦国時代をへて、世俗化が進み始めた近世初頭に、日本人の精神世界に何が起こったのかを学びます。この時期は仏と神の関係に変化が見られます。それまで仏に圧倒されがちだった日本の神々が自己主張し始めたのです。そこでまず、中世に書かれた神道書に目を通します。興味深いのは神道書の制作に仏教僧が関与していた事実です。次いで近世初頭の仏教界を代表する書物をひもときます。この時期になると禅宗、それも中世の五山のような権力と結びついた権威主義的な禅宗ではなく、庶民に寄り添う禅宗が台頭してきます。また新来のキリスト教(キリシタン)に対する日本の宗教界の動向にも注目します。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 4/ 2(水) 天地麗気記
第2回 2025/ 4/ 9(水) 類聚神祇本源
第3回 2025/ 4/16(水) 諸神本懐集
第4回 2025/ 4/23(水) 唯一神道名法要集
第5回 2025/ 5/ 7(水) 鉄炮記+ルイス・フロイス『日本史』
第6回 2025/ 5/14(水) どちりなきりしたん
第7回 2025/ 5/21(水) はびあん『妙貞問答』
第8回 2025/ 5/28(水) はびあん『破提宇子』
第9回 2025/ 6/ 4(水) 鈴木正三『商人日用』『農人日用』『職人日用』
第10回 2025/ 6/11(水) 鈴木正三『驢鞍橋』
【ご受講に際して】
◆できるかぎり丁寧にわかりやすく、解説します。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 正木 晃 |
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肩書き | 宗教学者 |
プロフィール | 1953年、神奈川県小田原市生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。専門は宗教学(日本仏教・チベット仏教)。文献研究に留まらず、現地調査を実施しチベット・ヒマラヤ地域の調査は20回に及ぶ。高度でありながら誰でも理解できる仏教学を志向。著作は『「ほとけ」論』『現代日本語訳 法華経』など多数。 |
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