映画の中の哲学

【目標】
・だれもがよく知っている映画のテーマを深く掘り下げ、そこから現代人の直面している問題を明らかにします。
・映像芸術の表現を味わい、同時に人間性の様々な側面を考察します。

【講義概要】
「哲学」と言うと大変抽象的で難解な、かつ日常生活とは何の関係もないものと感じる人が多いかも知れません。しかし、哲学のテーマはどこにでもあります。本講座では名作映画を素材に、そこで取り扱われているテーマがいかなる意味をもつのか、現代人の生活と結びつけて考えていきます。時間の関係で映画は一部分を取り上げることになりますが、後で全編を見て頂ければ感動がより一層深くなるでしょう。私たちの日常を見直すだけではなく、映画の見方も変わると思います。今期は「体験とフィクション」をテーマとして、事実がフィクションに昇華してゆく過程を考えます。

【各回の講義予定】
第1回 2025/ 4/ 2(水) 戦場にかける橋 監督：デヴィッド・リーン 1957
第2回 2025/ 4/ 9(水) 猿の惑星 監督：フランクリン・J・シャフナー 1968
第3回 2025/ 4/16(水) ゴスフォード・パーク 監督：ロバート・アルトマン 2001
第4回 2025/ 4/23(水) 日の名残り 監督：ジェームズ・アイヴォリー 1993
第5回 2025/ 5/ 7(水) 薔薇の名前 監督：ジャン＝ジャック・アノー 1986
第6回 2025/ 5/14(水) 丘の上の本屋さん 監督：クラウディオ・ロッシ・マッシミ 2023
第7回 2025/ 5/21(水) 8 1/2 監督：フェデリコ・フェリーニ 1963
第8回 2025/ 5/28(水) アナライズ・ミー 監督：ハロルド・ライミス 1999
第9回 2025/ 6/ 4(水) ジャズ・シンガー 監督：アラン・クロスランド 1927
第10回 2025/ 6/11(水) グリーンブック 監督：ピーター・ファレリー 2018

【ご受講に際して】
◆2008年から開講している「映画の中の哲学」の21回目となります。初めての方でもご受講できる内容となっておりますので奮ってご受講ください。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。