学内講座コード:110324
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
中世教皇権をめぐる諸問題
申し込み締切:
2025年04月03日 (木) 17:00
開催日時:
4月 4日(金)〜 6月13日(金)/10:40~12:10
入学金:
-
受講料:
34,155円
定員:
30名
講座回数:
10回
講座区分:
前期
その他:
会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))※2025年3月末日まで入会金無料キャンペーン実施中
補足:
-
【目標】
・西洋中世の社会・文化・宗教を歴史学的に理解する。
・ローマ教皇の歴史的意義についての洞察力を身につける。
【講義概要】
古代から中世にかけて、ヨーロッパ社会が生み出した歴史的な存在の一つが、ローマ教皇です。ローマの司教がキリスト教の世界で比類なき権威を獲得し、やがて国王や皇帝と権威と権力をめぐって相争うようになりました。本講座では、政治面だけでなく、これまで注目されなかった文化面などにも光を当てます。西洋中世の歴史を広く見とおしたうえで、ローマ教皇をキーワードに中世の文明と社会を理解することをめざします。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 4/ 4(金) ローマ司教の出現
第2回 2025/ 4/11(金) 帝国と教会
第3回 2025/ 4/18(金) 東西教会の分離
第4回 2025/ 4/25(金) ゲルマン国家と教皇
第5回 2025/ 5/ 9(金) 9-10世紀の教皇権
第6回 2025/ 5/16(金) 教会改革
第7回 2025/ 5/23(金) ヨーロッパ社会の充実と12世紀の教皇権
第8回 2025/ 5/30(金) アヴィニョン教皇庁と教会大分裂
第9回 2025/ 6/ 6(金) 教皇の死と選出
第10回 2025/ 6/13(金) 教皇をめぐるシンボリズム
【ご受講に際して】
◆参考図書として『中世教皇史』(八坂書房、G・バラクロウ著、藤崎衛翻訳、ISBN:978-4896942828)をお読みになると理解が深まります。購入、持参は必須ではありません。
◆本講座は昨年度の同講師の講座内容と一部重複する場合がありますが、新たに刷新された内容となっています。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 藤崎 衛 |
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肩書き | 東京大学教授 |
プロフィール | 1975年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。茨城大学准教授、上智大学准教授、東京大学准教授を経て2024年4月より現職。専門は西洋中世史。とくに中世ローマ教皇庁の制度や文化を研究対象とする。著書に『中世教皇庁の成立と展開』(八坂書房、地中海学会ヘレンド賞)、『ローマ教皇は、なぜ特別な存在なのか』(NHK出版)、訳書に『中世教皇史』(八坂書房)、『地中海と人間』(藤原書店)など。『300点の写真とイラストで大図解 世界史』(ニュートンプレス)の監訳者。高校世界史教科書『世界史探究』(東京書籍)の執筆者。 |
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