学内講座コード:110307
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
オリエントの考古学 都市誕生から国際化まで
申し込み締切:
2025年04月03日 (木) 17:00
開催日時:
4月 4日(金)〜 6月13日(金)/15:05~16:35
入学金:
-
受講料:
34,155円
定員:
30名
講座回数:
10回
講座区分:
前期
その他:
会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))※2025年3月末日まで入会金無料キャンペーン実施中
補足:
-
【目標】
・メソポタミアにおける都市誕生以降の歴史について基礎的な知識を体系的に身に付けます。
・文字の発明、貨幣・冶金の開発、ジッグラトの建立、度量衡の統一、法典の整備などを学びます。
・古代オリエント周辺における国際化(グローバル化)について知見を広げます。
【講義概要】
現代都市文明の原点は古代オリエントにあり、主導的な役割を果たしていたのがメソポタミアの都市です。本講座では考古学的な目線から、最先端を走っていたメソポタミアの都市が国際化に至るまでの歴史的な流れをたどり、いち早くなされた多様な発明を紹介します。まず天空神アンと性愛の神イナンナの祀られた最古の都市ウルクの誕生、都市で考案された絵文字的な記号から楔形文字への発展を解説します。つぎに統一国家による銀の貨幣の開発、祭祀儀礼用のジッグラトの建立、身近な単位による度量衡の統一について説明します。さらにハンムラビ法典に至る社会正義の構築、オリエントの国際化における鉄、陶器、ガラスの開発についてみていきます。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 4/ 4(金) メソポタミアにおける都市誕生―天空神アンを祀る最古の街
第2回 2025/ 4/11(金) シュメール都市国家の出現―神々と都市記号
第3回 2025/ 4/18(金) アッカド王朝による領域国家―エンリル神への灌奠の儀式
第4回 2025/ 4/25(金) 銀のリングとラピス・ラズリ―最古の貨幣と交易
第5回 2025/ 5/ 9(金) ウル第3王朝による中央集権国家―ジッグラトの建立
第6回 2025/ 5/16(金) シュルギによる官僚制の確立―都市社会の度量衡
第7回 2025/ 5/23(金) 交易都市マリ―グルメな王ジムリ・リムの宮殿
第8回 2025/ 5/30(金) 都市問題の解決―ハンムラビ王の目指した弱者救済
第9回 2025/ 6/ 6(金) 古代世界の技術革新―ミタンニの陶器・ガラスとヒッタイトの鉄
第10回 2025/ 6/13(金) まとめ―古代オリエント世界の都市誕生から国際化まで
【ご受講に際して】
◆考古学の分野を初めて受講される方でも、少しずつ基礎から学べます。
◆本講座は2017年度春学期の同名講座とおおむね同じ内容です。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 小泉 龍人 |
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肩書き | 早稲田大学講師、メソポタミア考古学教育研究所代表 |
プロフィール | 1964年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科後期博士課程単位取得満期退学。博士(文学、早稲田大学)。専門分野は、メソポタミア考古学、比較都市論、古代ワイン。主な著書に『都市の起源』(講談社)、訳書に『考古学のあゆみ』(朝倉書店)他。国立科学博物館の特別展「ワイン展」に携わる。 |
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