学内講座コード:110213
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
【対面+オンラインのハイブリッド】邪馬台国と記紀神話
申し込み締切:
2025年04月01日 (火) 17:00
開催日時:
4月 2日(水)〜 6月11日(水)/15:05~16:35
入学金:
-
受講料:
23,908円
定員:
30名
講座回数:
7回
講座区分:
前期
その他:
会員受講料: 20,790円(入会金は8,000円(税込))※2025年3月末日まで入会金無料キャンペーン実施中
補足:
-
【目標】
・邪馬台国およびこれと関連の深い狗奴国の所在地について、文献・考古の両面から考える
・邪馬台国・狗奴国戦争を3世紀東アジア史の中に位置付けて理解する
・いわゆる記紀神話(神武〜景行・ヤマトタケルを含む)の基礎には史実があり、記紀神話はそのデフォルメされた表現であることを理解する
【講義概要】
(1)前半は邪馬台国論、(2)後半は記紀神話論とする。(1)前半では、(1)まず、議論の多い邪馬台国の所在地問題に、狗奴国のそれも視野におさめて、文献・考古の両面から迫る。文献史料批判の徹底、考古資料の歴史学的解釈の探究をめざす。(2)以上をふまえて、魏志倭人伝が記す列島3世紀は、公孫氏・魏の支配下にある九州北部・瀬戸内・畿内の邪馬台国連合と山陰・北陸の狗奴国連合の内乱の世紀であったことをのべる。(2)後半では、(1)記紀における神武東征・四道将軍・景行=ヤマトタケル遠征物語は、3世紀史のデフォルメされた表現であったこと、(2)出雲神話もまた、3世紀史の神話化された物語であったことを論じる。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 4/ 2(水) 邪馬台国と狗奴国の所在地:列島3世紀史論の前提問題
第2回 2025/ 4/ 9(水) 漢帝国衰退・諸地域割拠時代の列島社会(2世紀後半)
第3回 2025/ 4/16(水) 公孫氏・曹魏の列島支配と邪馬台国連合vs狗奴国連合戦争(3世紀)
第4回 2025/ 5/14(水) 邪馬台国(前方後円墳国家)の構造:正当秩序と権力秩序
第5回 2025/ 5/21(水) 記紀神話論(1):神武・崇神・景行(ヤマトタケル)物語論
第6回 2025/ 6/ 4(水) 記紀神話論(2):出雲神話論
第7回 2025/ 6/11(水) 補遺とまとめ
【ご受講に際して】
◆幾年度にもわたり行った講師の倭国の起源史(2世紀までの列島史)の続編として学べる内容です。「邪馬台国と記紀神話」(3世紀史)講義にとって不可欠の2世紀史までの重要問題は随時、講義で言及しますので、初めての方でも安心してご受講ください。
◆本講座は対面でもオンラインでも受講できるハイブリッド形式の講座です。対面・オンラインのご都合のよい形式でご受講いただけます。
◆講師は早稲田校教室で講義し、オンラインで同時配信いたします。
◆対面で受講するときは、「受講証兼教室案内」に記載された教室へお越しください。「受講証兼教室案内」は開講が確定してから送付されます。
◆オンラインで受講するときは、マイページからご受講ください。
◆オンラインでの受講を予定している方は、お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 水林 彪 |
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肩書き | 早稲田大学・東京都立大学名誉教授 |
プロフィール | 山形県生まれ。博士(法学、一橋大学)。専門は日本法制史、比較法社会史。東京都立大学、一橋大学、早稲田大学などで、日本法制史、比較法社会史を担当してきた。主要著作は、『封建制の再編と日本的社会の確立』(山川出版社)、『記紀神話と王権の祭り』(岩波書店)、『天皇制史論』(岩波書店)。 |
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