学内講座コード:110105
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
『竹取物語』を読む
申し込み締切:
2025年03月31日 (月) 17:00
開催日時:
4月 1日(火)〜 6月17日(火)/10:40~12:10
入学金:
-
受講料:
34,155円
定員:
30名
講座回数:
10回
講座区分:
前期
その他:
会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))※2025年3月末日まで入会金無料キャンペーン実施中
補足:
-
【目標】
・現存最古の仮名による物語としての作品性格を考える。
・平安時代の物語を学ぶための入門編として、知識を得る。
・「富士の山」の地名起源・求婚を意味する「よばひ」の語源など、この作品に含まれる言葉遊びのおもしろさにも注目しながら読み味わうことを通して、子供向けの「おとぎ話」ではないこの作品の本質について理解を深める。
【講義概要】
竹の中から見いだされたかぐや姫が、帝をはじめとする多くの貴人たちの求婚を退け、八月十五夜に月の世界へ帰って行く―よく知られた内容をもつ『竹取物語』ですが、仮名で書かれた最古の作り物語として大きな意味をもつ作品です。また、『源氏物語』など後代の物語に大きな影響を及ぼしました。小さ子譚(桃太郎・瓜子姫)・天人女房譚(羽衣説話)・貴種流離譚など古伝承の話型をとり込み、漢籍の影響も受けながら、この作品が独自の世界を形成してゆく様相をたどってみたいと思います。
【ご受講に際して】
◆2019年度春学期の同名講座と、ほぼ重なる内容です。
◆テキストは指定しましたが、『竹取物語』の原文が全て掲載されているテキストを既にお持ちの場合は、他のものでもかまいません。
【テキスト・参考図書】
テキスト
『新版 竹取物語』(角川ソフィア文庫)(ISBN:978-4043568017)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 田畑 千恵子 |
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肩書き | 元早稲田大学講師 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得。専門分野は平安時代の散文(『枕草子』・日記文学)。早稲田大学及び複数の大学で学部生の指導を担当してきた。主要論文「枕草子『かへる年の二月二十余日』の段の位相」(『日本文学研究資料新集 四』有精堂)、「枕草子日記的章段の方法」(『中古文学』36号)など。 |
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