学内講座コード:E2504010
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主催:
東京外国語大学 TUFSオープンアカデミー [ 東京外国語大学 オンライン講座 (オンライン) ]
講座名:
ルーマニアの絵本を読んでみよう~未知の文化をひらいてめくる~ 【一般受付】②2/14(金)10:00~3/9(日)23:59
申し込み締切:
2025年03月09日 (日) 23:30
開催日時:
2025年6月30日(月)~2025年7月21日(月)/19:30~21:00
入学金:
-
受講料:
4,600円
定員:
30名
講座回数:
4回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【世界の言語と文化を知ろう!】
【講座内容】
『ぞうのババール』『バーバパパ』『リサとガスパール』『すてきな三にんぐみ』...これらの絵本作品を子供のころ、子育てをするようになってから、あるいは絵本ファンとして読んだことのある方は多いのではないでしょうか。いずれもフランスの作品で、私たちは絵本をとおして知らず知らずのうちに自然と、外国の文化と触れ合い、親しみ、受容していることがあります。その一方で、日本に紹介される海外絵本作品には地域的な偏りがあり、東ヨーロッパに位置するルーマニアの絵本はまだまだ日本に紹介されていません。ルーマニア人による絵本で日本にも紹介されているものといえば、劇作家ウジェーヌ・イヨネスコの『ストーリーナンバー』だけかもしれません。本講座では、絵と言葉という二つの記号体系の相互作用という観点から、ルーマニアの現代絵本、ヴィクトリア・パトラスクの未翻訳作品2点を鑑賞します。前半では、「絵本」という文学ジャンル、もしくはメディアを通して、作品の故郷ルーマニアと、そこで話されるルーマニア語についてお話します。後半では、原語ルーマニア語に独特な表現を紹介しつつ、講師の和訳で「言葉」がなにを表現しているかを理解します。そして、言葉と同時に物語を構成する「絵」には何が描かれているでしょうか。どこにどう描かれているか、背景にはどんな景色が描かれているかに注目し、実際のルーマニアの風景写真と比較もしながら鑑賞します。絵と言葉がどのように相互作用し、それによって読者はなにをイメージするか話し合い、絵本をつうじてルーマニア文化への理解を深めます。
【重点を置く学習内容】
絵と言葉の相互作用という観点から、一歩踏み込んだ絵本の読み方ができ、それによって作品の生まれた国の文化をより深く知ることができる。
◆受講案内(受講規約)◆
◆オンライン講座に係る環境準備◆
◆よくある質問◆
【講座スケジュール】
第1回 2025年06月30日(月) 絵本とはどのようなメディアか、絵本はどのように翻訳されるか
第2回 2025年07月07日(月) ウジェーヌ・イヨネスコの絵本とルーマニア、ルーマニア語について
第3回 2025年07月14日(月) 作品鑑賞①ヴィクトリア・パトラスク『ドラゴン32番線』
第4回 2025年07月21日(月) 作品鑑賞②ヴィクトリア・パトラスク『喋らないエラ』
【受講対象者】
世界の絵本、またはルーマニアの文化に関心を持っている方など。外国語の知識は特に必要ありません。受講生に発言してもらったり、受講生どうしで話し合ったりするインタラクティブな講座の予定です。初対面やオンラインで話すのが苦手な方はご相談ください。
【テキスト】
講師作成の教材・レジュメ等を電子配布
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 川瀬 瑛美 |
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肩書き | TUFSオープンアカデミー講師 |
プロフィール | 東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程。フランス語とルーマニア語の時制の比較研究をしています。修士課程(弘前大学大学院人文社会科学研究科)のとき、ルーマニアの首都ブカレストにあるヒュッペリオン大学に一年間留学していました。そのときに出会ったすてきな絵本を通してルーマニアについて紹介したいと思います。 |
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