学内講座コード:
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主催:
國學院大學エクステンションセンター [ 國學院大學 渋谷キャンパス (東京都) ]
講座名:
文学の風景―戦中から戦後へ―
申し込み締切:
2025年03月20日 (木) 00:00
開催日時:
【第1回】 4月12日
【第2回】 4月26日
【第3回】 5月17日
【第4回】 5月31日
【第5回】 6月14日
土曜日 10:30~12:00
入学金:
5,000円
受講料:
11,000円
定員:
講座回数:
5回
講座区分:
前期
その他:
新規お申込みの方のみ、ご入会時に入会金がかかります。 入会金・講座受講料は、会員区分によって異なります。 詳細は、令和7年度オープンカレッジパンフレットをご参照ください。
補足:
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ロシアがウクライナへ侵攻し、イスラエルがハマスへ報復を開始してから世界規模の戦争への危惧が急速に高まっています。戦後日本を見違えるように立て直し、急速な高度経済成長を遂げ、またその失速が顕著な時代を生きる私たちも、戦争を遠い過去のこととはいえないのかもしれません。
言語を絶する戦争の悲惨さを、被害者として、また加害者として書き漏らすまいとする冷静なまなざしから、空襲におびえる日々のなかで家族の絆をいとおしむ温かなまなざしまで、戦後の小説には、大きな振幅があります。収入を失った元軍人の家の哀れな生活を滑稽な筆致で活写し、デパートの屋上で子守をしていた男の不可思議な変身や、生と死との境界についての粘着的な思索が日常的価値の根拠を問い返します。
私たちが当然と考えてきた価値観が揺らいでいるいま、戦中から戦後の日本の精神風景を描いた珠玉の短編を皆さんとご一緒に読み直してみたいと思います。
第1回 太宰 治 「薄 明」 (昭和21年)
第2回 原 民喜 「夏の花」 (昭和22年)
第3回 安岡章太郎 「愛 玩」 (昭和27年)
第4回 安部 公房 「棒」 (昭和30年)
第5回 大江健三郎 「飼 育」 (昭和33年)
【テキスト】
資料を配布します
※対象とする作品は変更することもありますので、あらかじめご了承ください。
名前 | 岡崎 直也 |
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肩書き | 國學院大學兼任講師 |
プロフィール | 【専門分野】 近・現代文学 |
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