学内講座コード:
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主催:
國學院大學エクステンションセンター [ 國學院大學 渋谷キャンパス (東京都) ]
講座名:
『源氏物語』全講(2)
申し込み締切:
2025年03月20日 (木) 00:00
開催日時:
【第1回】 4月10日
【第2回】 4月24日
【第3回】 5月15日
【第4回】 5月29日
【第5回】 6月12日
【第6回】 6月26日
【第7回】 10月2日
【第8回】 10月16日
【第9回】 10月30日
【第10回】 11月13日
木曜日 12:50~14:20
入学金:
5,000円
受講料:
22,000円
定員:
講座回数:
10回
講座区分:
通年
その他:
新規お申込みの方のみ、ご入会時に入会金がかかります。 入会金・講座受講料は、会員区分によって異なります。 詳細は、令和7年度オープンカレッジパンフレットをご参照ください。
補足:
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昨年度後期から始まった「『源氏物語』全講」の2回目です。前年度の続き、桐壺巻の途中から読み始めます。私は、日本語学、古典文法が専門ですから、「ことば」にこだわって、正確に読み解いて行きます。
例えば、桐壺巻で、光源氏を、素性を隠して高麗の相人に見せたところ、相人は驚いて、「あまたたびかたぶきあやしぶ。」という本文があります。これを、度の現代語訳もみな、「何度も首を傾けて不思議がる」と訳しています。現代語としては、たしかに、そうなるのですけれども、原文には「首が傾いて不思議がる」と書かれています。古典語では、こういう場合、こういう表現をするのです(類例は、たくさんあります)。現代語と表現が異なるのですね。古典文を「気分で」訳さず、こういうところを丁寧に注意しながら、読んでゆきます。また、「随身(ずいしん)」「からひつ(唐櫃)」など、語の清濁にも留意します。
この講座の受講者は、古典語、古典文についての知見を深めるとともに、我々の母語である現代日本語についてもかえりみることになるでしょう。
テキストは『対校源氏物語新釈』(平凡社)を用い、その紙面と、現代語訳と、参照例文資料とを配布します。
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