学内講座コード:2441B004
この講座について質問する主催:
東京都立大学オープンユニバーシティ [ 東京都立大学 飯田橋キャンパス (東京都) ]
講座名:
がん医療の動向と闘病生活の質を支えるケア
申し込み締切:
2025年02月08日 (土) 23:30
開催日時:
2025年2月18日(火)~2025年3月4日(火)/14:30~16:00
入学金:
3,000円
受講料:
7,500円
定員:
15名
講座回数:
3回
講座区分:
数回もの
その他:
補足:
-
【講座内容】
がん医療とケアの進歩は目覚ましく、慢性疾患と言われるまでになりました。しかしながら、「がんである」と告知された人は、一度は自分の死を考え、さまざまな精神的ショックを受けることがあります。家族が告知を受けた場合にも、家族を失うかもしれないという不安や恐怖に襲われることがあります。「人生設計の修正を考えなければならないという悩み」「長くつらい治療」「治癒してからも再発の不安との闘い」など、多くの心理的な問題を抱えることになります。
2007年に施行された「がん対策基本法」は、がんという病気の克服だけではなく、患者さんとその家族の苦痛の軽減とQOL(生活の質)の向上を目的とし、居住地域にかかわらず、すべての国民がケアを受けられることをめざしています。そのため、施行以来、サポートグループなどによる心理社会的支援が充実し、以前は首都圏でしか開催されなかったような会も地方で開かれるようになり、患者さんにとって、参加しやすく、選択肢が広がるようになりました。また、「第3期がん対策推進基本計画」や「働き方改革実行計画」に基づき、治療と仕事の両立を社会的にサポートする仕組みを構築し、がんになっても生きがいを感じながら働き続けることができる社会づくりが進んでいます。
本講座では、がん医療の動向、治療と社会生活を両立させる社会資源、心のケアについて、3回の講義をします。
参考図書:
『がんサバイバーシップ がんとともに生きる人びとへの看護ケア第2版』医歯薬出版(2019)福井里美(共著)近藤まゆみ・久保五月編
『がん治療と就労の両立支援 制度設計・運用・対応の実務』日本法令(2017)近藤明美、藤田久子、石田周平編
【講座スケジュール】
第1回 2025年02月18日(火) がん医療とケアの動向
第2回 2025年02月25日(火) がん治療生活を支える社会資源を活用した治療と仕事の両立
第3回 2025年03月04日(火) がん患者・家族の心のケアーがんサバイバーシップとピアサポート
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 福井 里美 |
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肩書き | 東京都立大学 健康福祉学部 看護学科 准教授 |
プロフィール | |
名前 | 近藤 明美 |
肩書き | 特定社会保険労務士、近藤社会保険労務士事務所 代表 |
プロフィール | 近藤社会保険労務士事務所代表。特定社会保険労務士。 一般社団法人CSRプロジェクト副代表理事。NPO法人がんと暮らしを考える会理事。 明治大学卒業後、企業の人事総務職に従事。法律事務所勤務を経て、2008年9月近藤社会保険労務士事務所開業。2009年よりがん患者の就労支援に携わり、がん経験を持つ社会保険労務士として、働く世代のがん患者の就労・経済問題に取り組んでいる。現在、三井記念病院、埼玉県立がんセンターなどで就労相談員を務めるとともに、東京都がん患者の就労支援のための企業内研修用教材等の作成委員など企業におけるがん対策にも取り組んでいる。 共著書/「がんと一緒に働こう」「がん経験者のための就活ブック」(すべて合同出版) |
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