学内講座コード:740712
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター オンライン講座 (オンライン) ]
講座名:
DNAと神話が語る人類史―ホモ・サピエンスの移動と世界の神話の関係を考える
申し込み締切:
2025年01月19日 (日) 17:00
開催日時:
1月20日(月)〜 3月 3日(月)/13:00~14:30
入学金:
-
受講料:
20,493円
定員:
30名
講座回数:
6回
講座区分:
後期
その他:
会員受講料: 17,820円
補足:
-
【目標】
・人類進化史の最前線を学ぶ
・人類進化の中で世界の神話がどのように広がったかを学ぶ
・人類進化史の中での日本神話の位置づけを学ぶ。
【講義概要】
遠く離れた地に似た神話が語り継がれている。アフリカで発生したホモ・サピエンスの移動は人類学やDNA研究によって徐々に解明されているが、世界神話学説にそって移動ルートと神話素の分布を重ね合わせると、世界の神話の中に、ゴンドワナ型(南アフリカ、南インド、東南アジア、オーストラリアなどに多い)とローラシア型(エジプト、メソポタミア、ギリシャ、ヨーロッパ、中国など文明圏中心)の2つの神話群が浮かび上がる。本講座では最新学説によって明らかになった人類の移動に伴う最古の神話や天文学について概観し、人類最古の物語と科学思考の起源へさかのぼる旅に誘う。同時に日本神話の世界的意味について考えたい。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 1/20(月) 人類進化と遺伝子・神話素、および神話とはなに:世界神話学説への招待
第2回 2025/ 1/27(月) 人類最古のゴンドワナ型神話と日本神話への影響
第3回 2025/ 2/ 3(月) 北方ルート:コズミックハント(宇宙の狩り)、アイヌ民族の森の王や熊祭の系譜、など
第4回 2025/ 2/10(月) 南方ルート:海の民の発生とポリネシア人の宇宙観
第5回 2025/ 2/17(月) 古代文明の宇宙観
第6回 2025/ 3/ 3(月) 世界神話学から問い直す日本神話
【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講日は3月10日(月)を予定しております。
◆本講座は、2023年度冬学期にオンラインで開講した同名講座の内容をもとに、新たな知見を加えてお話しします。
◆Zoom ウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30 までに公開します。インタ
ーネット上で 1 週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 後藤 明 |
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肩書き | 南山大学人類学研究所研究員、元南山大学教授 |
プロフィール | 東京大学で考古学を専攻し、修士修了の後、ハワイ大学で人類学Ph.D.を取得。オセアニアの海洋人類学や天文人類学が主なる関心。沖縄海洋博公園海洋文化館のリニューアルの総監修を務め、現在、沖縄美ら島財団の研究顧問、喜界島サンゴ礁科学研究所学術顧問、沖縄伝承話資料センターの理事などを務める。エアドーム式プラネタリウムを使った人類学的天文学「アンソロポリウム」を日本各地で展開中。主な著作に『世界神話学入門』『海から見た日本人』『海を渡ったモンゴロイド』(以上、講談社)、『物言う魚たち』(小学館)、『ハワイ・南太平洋の神話』『南島の神話』(以上、中央公論)、『天文の考古学』(同成社)など。 |
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