学内講座コード:740264
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター オンライン講座 (オンライン) ]
講座名:
荘園の世界―播磨国矢野荘の様相
申し込み締切:
2025年01月30日 (木) 17:00
開催日時:
1月31日(金)〜 2月28日(金)/15:30~17:00
入学金:
-
受講料:
17,077円
定員:
30名
講座回数:
5回
講座区分:
後期
その他:
会員受講料: 14,850円
補足:
-
【目標】
・日本中世の荘園の具体像に触れる。
・荘園で繰り広げられた人間模様を知る。
・政治・経済・気候の変化が荘園に与えた影響を理解する。
【講義概要】
本講座では播磨国矢野荘という荘園を舞台に中世社会の実態に迫ります。矢野荘は現在の兵庫県相生市の領域に広がっていた荘園です。網野善彦氏が『中世荘園の様相』(岩波文庫)で描いた若狭国太良荘とならび、矢野荘は史料が最も豊富に残る荘園の一つで、荘園の開発過程、荘園の景観、年貢高の変化をはじめ、京都から派遣された代官、現地の有力者、働いた荘民らが繰り広げた人間模様をうかがうことができます。矢野荘は「悪党」の跳梁や南北朝の内乱の危機にさらされ、京都から土一揆が波及し、嘉吉の乱に巻き込まれるなど、外部の政治や気候変動にも翻弄されました。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 1/31(金) 矢野荘の成立と開発
第2回 2025/ 2/ 7(金) 寺田悪党の台頭と没落
第3回 2025/ 2/14(金) 代官祐尊の活躍
第4回 2025/ 2/21(金) 荘家の一揆
第5回 2025/ 2/28(金) 矢野荘の混乱と荒廃
【ご受講に際して】
◆参考図書:『室町期荘園制の研究』伊藤俊一著(塙書房)、『荘園−墾田永年私財法から応仁の乱まで』同著(中公新書)
◆休講が発生した場合の補講は、3月7日(金)を予定しています。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 伊藤 俊一 |
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肩書き | 名城大学教授 |
プロフィール | 名古屋市生まれ。博士(文学、京都大学)。専門分野は日本中世史。名城大学教職課程部専任講師を経て現職。国立歴史民俗博物館、総合地球環境学研究所の共同研究員を歴任。著書に『荘園-墾田永年私財法から応仁の乱まで』(中公新書)、『室町期荘園制の研究』(塙書房)などがある。 |
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