学内講座コード:340705
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
ビタミンDの科学からみた医薬品開発
申し込み締切:
2025年01月16日 (木) 17:00
開催日時:
1月17日(金)〜 2月 7日(金)/10:40~12:10
入学金:
-
受講料:
13,662円
定員:
24名
講座回数:
4回
講座区分:
後期
その他:
会員受講料: 11,880円
補足:
-
【目標】
・ビタミンDはどこからきたのか。また、ヒトでの生合成経路について学ぶ。
・ビタミンDの代謝活性化と作用、その後の不活性化について学ぶ。
・健康とビタミンD、そして医薬品化について考える。
【講義概要】
抗くる病因子ビタミンD発見から丁度100年が経つ。ヒトはこの脂溶性ビタミンを太陽光の利用で生合成する。皮膚で生成したビタミンD3は肝臓酵素の働きで25-水酸化ビタミンD3となり、近年この血中濃度と健康との関係が広く研究されている。必要に応じて腎臓酵素の働きで1位が水酸化されホルモン様作用を発揮する活性型ビタミンD3となる。核内受容体と結合した複合体は転写因子として機能し、血中カルシウム恒常性維持や骨に対する作用、細胞増殖抑制・細胞分化誘導、免疫系への作用など様々な働きを示す。この強い生理作用は代謝酵素の働きでやがて無力化される。この過程でビタミンD医薬品化の機会はどこにあるのか考えていきたい。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 1/17(金) 太陽からの贈り物ビタミンD:太古に紫外線照射と熱異性化で生成した物質
第2回 2025/ 1/24(金) ビタミンDの代謝活性化と作用点:驚異のホルモン様生理活性
第3回 2025/ 1/31(金) ビタミンDと健康:現代人はビタミンD不足
第4回 2025/ 2/ 7(金) ビタミンD誘導化による医薬品開発:世界で認可されているビタミンD誘導体医薬品はこれまで8種類(骨粗鬆症、乾癬、二次性副甲状腺機能亢進症治療薬)
【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講日は、2月14日(金)を予定しております。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 橘高 敦史 |
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肩書き | 帝京大学名誉教授 |
プロフィール | 薬学博士(東京大学)。スイス連邦工科大学博士研究員後、昭和大学および帝京大学で有機化学/医薬化学を講義。「創薬科学・医薬化学」化学同人、等を編著。専門分野は薬化学。特にビタミンDの領域に明るい。2024年度日本ビタミン学会学会賞、日本薬学会学術貢献賞を受賞。 |
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