学内講座コード:340322
この講座について質問する※現在、この講座の申し込みは
行っていません。
主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
チベットと清朝―その歴史と今日的課題
申し込み締切:
2025年01月07日 (火) 17:00
開催日時:
1月 8日(水)〜 2月 5日(水)/15:05~16:35
入学金:
-
受講料:
17,077円
定員:
24名
講座回数:
5回
講座区分:
後期
その他:
会員受講料: 14,850円
補足:
-
【目標】
・チベット仏教の広がりが生んだ東・内陸アジア交流の流れを知る
・中国の領域がなぜこのような巨大なかたちをしているのかを知る
・今日まで中国がチベットなど非漢字諸民族を苦しめる原因を知る
【講義概要】
「世界の屋根」に約700万の人々が住み、大乗仏教の輝きを放つチベットは、古来内陸アジア・東アジア諸地域にも文化的影響を放ち、瀋陽・北京に都を置いた清朝と深い関わりを持ちました。その中心を担ったのは、仏教学を修めた哲人であるダライ・ラマ以下の活仏と呼ばれる存在で、今日まで多大な尊敬を集めています。しかし、19世紀以後、近代国際関係の荒波がアジアにも及び、清朝が「近代国家・中国」に変わろうとした中、チベットは北京との深い関係ゆえに「中国の一部分」と見なされ、今日まで社会主義化と「中国化」の荒波に直面しています。本講座では、その文化の魅力と歴史の困難を概観し、中国とアジアの将来を読み解きます。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 1/ 8(水) チベット問題は何故重要か? チベットの地理と仏教の発展
第2回 2025/ 1/15(水) 清朝の拡大と内陸アジアのパワーゲームにおける仏教の意味
第3回 2025/ 1/22(水) いわゆる「金瓶くじびき」について 清朝と国際関係の変質
第4回 2025/ 1/29(水) ヒマラヤの緊張とチベット・北京関係崩壊、そして廃仏毀釈
第5回 2025/ 2/ 5(水) 清朝の領域を引き継ぐ「中華民族の国」とチベットの苦しみ
【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合、補講日は2月12日(水)を予定しております。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 平野 聡 |
---|---|
肩書き | 東京大学教授 |
プロフィール | 1970年横浜市生まれ。博士(法学)。専門分野は中国のナショナリズムと国家統合をめぐる歴史と思想。東京大学法学部で「アジア政治外交史」の講義を担当。主な著書は『清帝国とチベット問題』(名古屋大学出版会)『大清帝国と中華の混迷』(講談社)、『「反日」中国の文明史』(筑摩書房)がある。 |
© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.