学内講座コード:340318
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
始皇帝の遺詔と兵馬俑の謎
申し込み締切:
2025年01月09日 (木) 17:00
開催日時:
1月10日(金)〜 2月28日(金)/15:05~16:35
入学金:
-
受講料:
23,908円
定員:
24名
講座回数:
7回
講座区分:
後期
その他:
会員受講料: 20,790円
補足:
-
【目標】
・中国を統一した始皇帝の遺詔がどのようなものであったのか『史記』からさぐる。
・出土竹簡『趙正書』始皇帝の臨終と後継の選定の内容をさぐる。
・兵馬俑の発見と地下軍団の意味を考える。
【講義概要】
統一後12年、秦の始皇帝は死を前に遺詔(皇帝の遺言)を下した。しかし『史記』を読むと断片しか分からない。葬儀を長子の扶蘇と将軍蒙恬に託するというものである。そもそも遺詔とは、前漢皇帝の事例を参考にすると、後継者の選定、葬儀の次第、みずからの治世の総括を述べて完全なものになる。始皇帝の場合、断片であるのは、後継者をめぐる政争があったからである。扶蘇と蒙恬には偽詔によって死罪が下された。扶蘇に代わって末子の胡亥、蒙恬に代わって王離が葬儀を主宰することになる。兵馬俑8千体は蒙恬の対匈奴戦争の軍隊であり、始皇帝の葬儀に参列した軍隊の再現と考える自説に基づいて、発掘50周年の兵馬俑坑の意味を見直す。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 1/10(金) 始皇帝の遺詔
第2回 2025/ 1/17(金) 前漢文帝の遺詔
第3回 2025/ 1/24(金) 趙正書の語る遺詔
第4回 2025/ 1/31(金) 始皇帝陵の建設
第5回 2025/ 2/14(金) 兵馬俑1号坑の発見
第6回 2025/ 2/21(金) 兵馬俑2号坑の発見
第7回 2025/ 2/28(金) 兵馬俑3号坑の発見
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 鶴間 和幸 |
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肩書き | 学習院大学名誉教授 |
プロフィール | 1950年東京都生まれ。東京教育大学文学部卒業後、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。専門は中国古代史。著書に『秦帝國の形成と地域』(汲古書院)、『ファーストエンペラーの遺産 秦漢帝国』(講談社)、『始皇帝陵と兵馬俑』(講談社)、『人間・始皇帝』(岩波新書)、『始皇帝の地下宮殿』『始皇帝の愛読書』(山川出版社)『始皇帝の戦争と将軍たち』(朝日新書)がある。始皇帝研究のかたわら兵馬俑展の監修をたびたび行った。また始皇帝に関する中国ドラマの字幕や映画キングダムの中国史監修を担当する。 |
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