学内講座コード:340233
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
〈重ね〉と〈陰陽〉の日本文化:日本美の深層を探る 言葉と表象をつなぐもの
申し込み締切:
2025年01月19日 (日) 17:00
開催日時:
1月20日(月)〜 3月 3日(月)/15:05~16:35
入学金:
-
受講料:
20,493円
定員:
30名
講座回数:
6回
講座区分:
後期
その他:
会員受講料: 17,820円
補足:
-
【目標】
・日本人が外来の文化をどのように在来の文化に融合してきたかを把握する。
・「重ね」がどのような形をとって作品に現れてきたのかを捉える。
・陰陽五行の思想が日本文化にどのように入り込んでいるかを理解する。
・日本独特の左右非対称の表現の根底に陰陽の考え方があることを捉える。
【講義概要】
日本文化を特徴づける要素として「重ね」と「陰陽」を取り上げ、それらが詩歌・劇・物語・仏像・庭園・絵画などの領域でどのように現れているかを探っていく。日本文化における「重ね」は加藤周一『日本文学史序説』や内田樹『日本習合論』などにおいて指摘されているが、この講義ではそれが具体的な表象としてどのように現れているかを上記のジャンルについて眺めていく。また合わせて、中国から伝わった陰陽五行の思想が、日本の表象文化に強く入り込んでいる様相を捉えていきたい。とくに陰陽五行の太極図の構図が絵画や庭園の代表的作品に認められ、それが〈日本的〉といえる左右非対称による美観を醸している面が強いことを確認したい。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 1/20(月) 仏のなかの神――仏教と仏像
第2回 2025/ 1/27(月) 自己と他者の重ね――詩歌
第3回 2025/ 2/ 3(月) 人間がはらむ多重性――劇
第4回 2025/ 2/10(月) 混在する現実と彼岸――物語・小説
第5回 2025/ 2/17(月) 陰陽の織りなす空間――庭園
第6回 2025/ 3/ 3(月) 左右非対称の美学――絵画と生け花
【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合は3月10日(月)に補講を行う予定です。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 柴田 勝二 |
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肩書き | 東京外国語大学名誉教授、埼玉学園大学特任教授 |
プロフィール | 1956年兵庫県生まれ。大阪大学大学院(芸術学)博士後期課程修了。博士(文学)。明治から平成に至る近代文学を中心として、日本文学・日本文化を幅広く研究している。著書に『三島由紀夫 魅せられる精神』、『漱石のなかの〈帝国〉――「国民作家」と近代日本』、『中上健次と村上春樹』、『谷崎潤一郎 美と生命の間』などがある。 |
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