学内講座コード:340201
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
続日本紀巻十一・巻十二を読む
申し込み締切:
2025年01月09日 (木) 17:00
開催日時:
1月10日(金)〜 2月28日(金)/13:10~14:40
入学金:
-
受講料:
27,324円
定員:
24名
講座回数:
8回
講座区分:
後期
その他:
会員受講料: 23,760円
補足:
-
【目標】
・日本の奈良時代史を叙述する上で、基礎的で根本的な歴史文献である『続日本紀』を扱います。
・日本の古代史料そのものをじかに読み、文字・記事の正確・厳密な理解の仕方と多様な解釈を学びます。
・史料の解読を通じて、古代社会では何が関心事とされていて、人々の姿がどのように描かれていたかを学び取ります。
・史料解釈の多様さとそれに起因する解読の難しさを、また記載内容の限界やその理由などを考えていきます。
【講義概要】
『続日本紀』のうちの漢文を基本の教材とします。書き下しや現代語訳だけでは、もともとそこにはどう書かれていたのか曖昧になるからです。古代史の叙述のもととなる記事が本当はどう書かれていたのか。確実な史料を手に持ちながら、古代史を読み解いていきましょう。とはいえ長編である『続日本紀』を全文読み通すには際限なく時間がかかりますので、講師が各巻から適宜数ケ条の記事を取り上げる、抜き読みの形で進めていきます。今回は『続日本紀』40巻のうち、藤原四子政権はできたものの、新羅・唐の関係が変化し、日本は新羅の外交姿勢の変化に戸惑います。しかし国内では未曾有の疫病が流行し、対応に苦しむという時代の記事です。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 1/10(金) 『続日本紀』巻十一を読む(1)天平三年条まで
第2回 2025/ 1/17(金) 『続日本紀』巻十一を読む(2)天平四年条まで
第3回 2025/ 1/24(金) 『続日本紀』巻十一を読む(3)天平五年条まで
第4回 2025/ 1/31(金) 『続日本紀』巻十一を読む(4)天平六年条まで
第5回 2025/ 2/ 7(金) 『続日本紀』巻十二を読む(1)天平七年条まで
第6回 2025/ 2/14(金) 『続日本紀』巻十二を読む(2)天平八年条まで
第7回 2025/ 2/21(金) 『続日本紀』巻十二を読む(3)天平九年六月条まで
第8回 2025/ 2/28(金) 『続日本紀』巻十二を読む(4)天平九年十二月条まで
【ご受講に際して】
◆教材となる漢文テキストには、新訂増補国史大系本を用い、当該部分のコピーを配布します。書き下しや現代語訳されている本は、初回の講座でご紹介します。必要と思われる方はご携行下さい。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 松尾 光 |
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肩書き | 元早稲田大学講師、奈良県立万葉文化館名誉研究員 |
プロフィール | 1948年東京都生まれ。学習院大学大学院博士課程単位修了。博士(史学)。高岡市万葉歴史館主任研究員・姫路文学館学芸課長・万葉古代学研究所副所長など歴任。兼任で鶴見大学・中央大学・早稲田大学非常勤講師を務めた。日本古代史専攻。単著18冊。最近作は『飛鳥奈良時代史の研究』『古代政治史の死角』(花鳥社)。 |
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