学内講座コード:140410
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
日本仏教の「こころ」と「かたち」―平等院と浄瑠璃寺【午前クラス】
申し込み締切:
2025年02月06日 (木) 17:00
開催日時:
2月 7日(金)〜 2月28日(金)/10:40~12:10
入学金:
-
受講料:
13,662円
定員:
30名
講座回数:
4回
講座区分:
後期
その他:
会員受講料: 11,880円
補足:
-
【目標】
・仏像は全身で仏の教えを表しています。本講座は、仏像の背後にある思想を経典に基づいて考察するとともに、造形の特徴を寺院ごとに学習することで、仏像の「こころ」と「かたち」を総合的に把握します。
【講義概要】
平安時代後期、藤原氏など貴族を中心に阿弥陀信仰が広まり、優雅な浄土美術が花開きました。
浄土の世界が具現化された寺院のうち、現在まで平安の姿が見事に伝えられているのが、京都宇治の平等院鳳凰堂です。本尊の定朝作阿弥陀如来坐像や雲中供養菩薩像は、気品漂う優雅な作風が特徴です。
また、京都当尾の浄瑠璃寺には、九体の阿弥陀如来像を安置する現存最古の阿弥陀堂があり、池を中心にした浄土式庭園や三重塔とともに、浄土の世界を映し出しています。
本講座では、藤原時代の浄土美術を代表する平等院と浄瑠璃寺の仏像と、その背景にある歴史や信仰を分かりやすく解説し、受講生の皆さんに貴族文化を体感していただきたいと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 2/ 7(金) 平等院―阿弥陀信仰と末法思想
第2回 2025/ 2/14(金) 平等院の仏像ー和様の完成と仏師定朝
第3回 2025/ 2/21(金) 浄瑠璃寺―浄土信仰と九品往生
第4回 2025/ 2/28(金) 浄瑠璃寺の仏像ー極楽浄土の具現化
【ご受講に際して】
◆毎回プリントを配付します。
◆2024年夏学期の講座の続編ですが、初めての方もご受講いただけます。
◆日本仏教の「こころ」と「かたち」―平等院と浄瑠璃寺【午前・午後クラス】は同内容の講座です。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 村松 哲文 |
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肩書き | 駒澤大学教授、禅文化歴史博物館長 |
プロフィール | 1967年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学會津八一記念博物館を経て現職。専門は仏教美術史、禅美術。共著『すぐわかる東洋の美術』(東京美術)、『興福寺―美術史研究のあゆみ―』(里文出版)、単著『アイドルと旅する仏像の世界』(NHK出版)、『関東 会いに行きたい仏さま』(NHK出版)『駒澤大学仏教学部教授が語る 仏像鑑賞入門』(集英社新書)など。 |
名前 | 吉村 誠 |
肩書き | 駒澤大学教授 |
プロフィール | 1969年東京都生まれ。早稲田大学大学院修了。博士(文学、早稲田大学)。専攻分野は中国仏教、唯識学。著書に『中国唯識思想史研究―玄奘と唯識学派―』(大蔵出版)、『『般若心経幽賛』を読む―唯識の修行―』(春秋社)、編著に『玄奘三蔵と薬師寺』(薬師寺)、訳書に『続高僧伝I』(大蔵出版)がある。論文多数。 |
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