学内講座コード:140152
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
松本清張を読む
申し込み締切:
2025年02月03日 (月) 17:00
開催日時:
2月 4日(火)〜 3月 4日(火)/13:10~14:40
入学金:
-
受講料:
13,662円
定員:
30名
講座回数:
4回
講座区分:
後期
その他:
会員受講料: 11,880円
補足:
-
【目標】
・松本清張が創出した社会派ミステリーの意義をたしかめる。
・各作品がどのように人と社会と時代にむきあったかを確認する。
・松本清張のように「何故だろう」という問いを日々の生活に向ける。
【講義概要】
松本清張が混乱の時代に大々的に復活しています。松本清張は、人と社会の暗い秘密をさぐりあて、それを暴露し、告発しつづけました。今回精読するのは次の4作品です。ムラで孤立した或る女性へのシンパシーが捜査を歪めてしまう『凶器』。男の死体の首にはビニール紐がなぜかきれいに巻かれていた『紐』。論敵を求め研究にうちこむ考古学者をえがく『断碑』。明石原人を発見した直良信夫をモデルにアカデミズムと在野の争闘をとらえた『石の骨』。テキスト指定はしませんが、文庫本が手に入れば作品を読んでおいてください。『凶器』『紐』は新潮文庫版『黒い画集』に、『断碑』『石の骨』は同『或る「小倉日記」伝』に収録されています。
【各回の講義予定】
第1回 2025/ 2/ 4(火) 孤立する女性へのシンパシー――『凶器』を精読する
第2回 2025/ 2/18(火) 家族の殺人にはやさしい心づかいがみえる――『紐』を精読する
第3回 2025/ 2/25(火) 不遇の考古学者の悲哀と執念――『断碑』を精読する
第4回 2025/ 3/ 4(火) 既成の権威による新鋭の抑圧に断固抗して――『石の骨』を精読する
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 高橋 敏夫 |
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肩書き | 早稲田大学名誉教授、文芸評論家 |
プロフィール | 1952年香川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。早稲田大学文学部・大学院文学研究科教授を経て、現在、早稲田大学名誉教授。日本近現代文学研究。『松本清張 「隠蔽と暴露」の作家』(集英社新書)、『藤沢周平 負を生きる物語』(同)、『井上ひさし 希望としての笑い』(角川新書)、佐高信との長篇対談など多くの著作がある。 |
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