学内講座コード:
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主催:
同志社大学 [ 同志社大学 東京サテライト・キャンパス (東京都) ]
講座名:
「昭和100年を前にして-----同時代史から歴史へ」
申し込み締切:
2024年10月28日 (月) 17:00
開催日時:
2024年11月8日(金)/13:30~15:00
入学金:
-
受講料:
3,000円
定員:
50名
講座回数:
1回
講座区分:
1回もの
その他:
補足:
-
昭和という時代が誕生してから、来年は百年を迎える。戦争が終わってからも八十年が過ぎたことになる。まさに「昭和よ、さようなら。されど、昭和」という心境である。日本社会も次第に西暦で語る時代に入っているのだが、こと昭和に関しては元号がふさわしい感じがする。なぜだろう。「昭和は人類史の見本市」だからである。20世紀の62年と2週間の間に、日本は戦争、敗戦、占領、侵略、テロ、クーデター、さらには貧困から豊かさまで、とにかく人類史が体験したことは全て刻まれている。こうした史実は、日本人の国民性を測る尺度の役割も果たす。昭和という時代を、歴史の中に位置づけるとどうなるか。同時代史として見るのではなく、歴史の視点で考えてみよう。新しい日本人論ともいうべき意外な発見や解釈が浮かび上がるのである。
名前 | 保阪 正康 |
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肩書き | ノンフィクション作家、評論家、日本近現代史研究家 |
プロフィール | 1939年札幌市生まれ。1963年同志社大学文学部社会学科卒。1972年『死なう団事件』で作家デビュー。2004年個人誌『昭和史講座』の刊行をはじめ一連の昭和史研究により菊池寛賞受賞。2017年『ナショナリズムの昭和』で和辻哲郎文化賞を受賞。近現代史の実証的研究を続け、これまで約4000人の人々に聞き書き取材を行っている。立教大学社会学部兼任講師、国際日本文化研究センター共同研究員などを歴任。現在、朝日新聞書評委員などを務める。近著『近代日本の地下水脈 1』(文藝春秋/2024)、『松本清張の昭和史』(中央公論新社/2024)。ラジオ出演月曜「NHKラジオ保阪正康が語る昭和人物史」。 |
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