学内講座コード:0601088
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主催:
武蔵野大学 社会響創センター事務課 [ 武蔵野大学 三鷹サテライト教室 (東京都) ]
講座名:
日本の印刷文化をたどる ー版本の歴史からー
申し込み締切:
2024年12月05日 (木) 12:00
開催日時:
2024年10月11日(金)~2024年12月6日(金)/10:00~11:30
入学金:
-
受講料:
12,500円
定員:
40名
講座回数:
5回
講座区分:
後期
その他:
補足:
-
【講座内容】
日本文化の伝承にあたり、文字と音声は重要な手段とされてきました。しかし伝達後に確たる痕跡を失ってしまう音声と異なり、紙・木材・金石に記される文字は、後世への情報伝達の有力な手段と言えます。そして時代を超え情報や思想を伝えるには、文字を紙などに墨書した写本とは別に、版木・活字を用いた印刷技術により刊行された版本は、多くの読者に情報を伝える有効な媒体でした。この印刷技術により版本を生み出し、後世に伝える環境を印刷文化と呼び、奈良時代から江戸時代の間に、具体的なその姿をたどりたいと思います。なお今回は、寺院において最も盛んに版行された経典に注目し、如何に時代ごとに印刷文化の特徴が見いだされるか、検討してみることにします。
【講座スケジュール】
第1回 2024年10月11日(金) 百万塔と陀羅尼
第2回 2024年10月25日(金) 一切経の請来-宋版、元版、高麗版-
第3回 2024年11月01日(金) 寺院版の版行-春日版・東大寺版・高野版-
第4回 2024年11月29日(金) 開版と教化-私版の刊行-
第5回 2024年12月06日(金) 鉄眼版と輪蔵
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 永村 眞 |
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肩書き | 日本女子大学名誉教授・東大寺学術顧問 |
プロフィール | 熊本県生れ、早稲田大学政治経済学部経済学科卒、同大学院文学研究科博士課程中退、東京大学史料編纂所助手・助教授、日本女子大学文学部助教授・教授を経て日本女子大学名誉教授。文学博士(早稲田大学)、第23回角川源義賞、第55回密教学術賞を受賞。著書に『中世東大寺の組織と経営』、『中世寺院史料論』、『中世醍醐寺の仏法と院家』、編著に『醍醐寺の歴史と文化財』、『中世の門跡と公武権力』、『中世寺院の仏法と社会』、『江戸に生まれた庶民信仰の空間』、論文に「鬼子母神堂と法華信仰」等がある。 |
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