学内講座コード:24B1600009
この講座について質問する主催:
神奈川大学 [ 神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス) (神奈川県) ]
講座名:
心理学と脳科学から『発達障害』の理解と支援【対面講座】 『発達障害』の知覚認知特性と視覚認知発達支援
申し込み締切:
2025年01月05日 (日) 23:30
開催日時:
1月18日(土)、 1月25日(土)、 2月 1日(土)、 2月 8日(土)、 2月15日(土)/10:30~12:00
入学金:
-
受講料:
9,000円
定員:
18名
講座回数:
5回
講座区分:
後期
その他:
8100(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足:
-
【講座内容】
発達障害が社会に認知されるようになったのは20世紀末、わが国で初の発達障害支援法が施行されたのは2004年12月でした。それから20年、『発達障害』は広く社会に周知されるようになりました。
しかし『どのような障害なのか?』、『「発達障害かも・・・!?」と不安になったらどうしたら良いのか?』、などについては分からないことも多いのではないでしょうか。これまで発達障害の行動特性として「対話の不得手」「物事へのこだわり」など、社会生活や情緒的交流の困難については指摘されてきましたが、「見る」「聞く」といった知覚や認知の苦手さが問題行動の原因になっている場合があることについては、あまり取り上げられてきませんでした。
この講座では、あらためて『発達障害』とは何か、その特徴、診断、原因について概説し、発達障害の何が問題なのかを考えます。その上で、発達障害の抱える困りごとを知り、支援のあり方について理解を深める一助になればと思います。
【講座スケジュール】
第1回 1月18日(土) 『"発達障害"って何だろう?・・・その起因、診断、行動特性』
詳細:発達障害の起因、診断の方法、3つのタイプの発達障害の行動特性と日常生活における困りごとについて解説します。
第2回 1月25日(土) 『成人の発達障害の困りごと』
詳細:発達障害は「障害ではなく特性だ」という考え方をどう思いますか?また「大人になると発達障害は治るか?」についても考えましょう。その上で、大人の発達障害と家族・同僚との関係性、様々な社会的配慮について学びます。
第3回 2月 1日(土) 『発達障害の知覚認知特性』
詳細:発達障害には、細部優先処理特性、知覚的体制化不全、実行機能不全、感覚の偏りなど、独特の知覚認知特性があり、そのために日常生活の中で困りごとに直面することが多くあります。それらの特性を理解し、困難を克服する方法について学びます。
第4回 2月 8日(土) 『視覚認知発達支援とは?』
詳細:視覚認知機能は発達障害のバロメーターです。ちゃんと見るには視力、調節力をはじめ多くの視機能が必要ですが、発達障害では視覚認知が不良なために生活に困りごとが生じている可能性があります。早期に視覚認知不良に気づき、適切に対応することが大切です。そのために行われるのが視覚認知発達検査や訓練などの支援です。ここでは検査とトレーニングの実際を具体的に紹介します。
第5回 2月15日(土) 『視覚認知発達支援に期待できる成果』
詳細:視覚認知不良に対する早期介入によって、行動面にどのような改善が期待できるかについて、事例に基づいて解説します。
【教材】
あり(資料配布または参考程度)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 和氣 洋美 |
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肩書き | 神奈川大学名誉教授 医学博士(名古屋大学) |
プロフィール | 生涯発達支援カウンセラー 視覚認知発達支援カウンセラー 千葉大学文理学部心理学専攻修了、東京都立大学人文科学研究科博士課程満期退学。名古屋大学医学部大学院研究科眼科学教室研究生修了。日本学術振興会奨励研究員、白鷗女子短期大学助教授を経て神奈川大学教授。神奈川大学人間科学部学部長、同大学院人間科学研究科委員長、神奈川大学プロジェクト研究所「視科学研究所」所長等歴任。専門分野は感覚知覚心理学(視覚と触覚)、高齢者障害者福祉心理学、感覚代行。主要著書に『触覚の錯視』(錯視の科学ハンドブック・岩波書店)、『視覚の世界・触覚の世界』(脳から心へ・岩波書店)、『触覚』(人間の許容限界ハンドブック・朝倉書店)、『発達障害の知覚認知特性』『触覚の錯覚』(新編感覚知覚心理学ハンドブック・誠信書房)。 |
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