学内講座コード:24B1600006
この講座について質問する主催:
神奈川大学 [ 神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス) (神奈川県) ]
講座名:
ノーベル賞の医学への貢献【対面講座】 生命科学の視点から
申し込み締切:
2025年02月18日 (火) 23:30
開催日時:
3月 4日(火)、 3月11日(火)、 3月18日(火)/10:30~12:00
入学金:
-
受講料:
6,000円
定員:
30名
講座回数:
3回
講座区分:
数回もの
その他:
5400(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足:
-
【講座内容】
ノーベル賞を受賞した生命科学分野の研究を説明し、これらの研究がどのように医学に貢献しているかについて解説します。
【講座スケジュール】
第1回 3月 4日(火) 『DNAの構造と遺伝情報の流れの解明』
詳細:1962年のノーベル生理学・医学賞は「DNAの二重らせん構造」を明らかにしたワトソン博士とクリック博士に与えられました。これをきっかけとし、核酸からたんぱく質に遺伝情報が伝えられる仕組みが明らかになり、DNAの増幅や遺伝子解析と操作が可能となりました。また、「遺伝子の発現を可視化するGFP(緑色蛍光たんぱく質)の構造とその応用」で下村博士らが2008年に化学賞を受賞しています。これら研究の成果について解説します。
第2回 3月11日(火) 『ノーベル賞における日本人の活躍』
詳細:1987年に「多様な抗体を生成する遺伝的原理の解明」で利根川博士がノーベル賞を受賞しました。また、2018年には本庶博士らの「免疫抑制の阻害によるがん治療法の発見」、2016年には「オートファジー(細胞内で老廃物を廃棄する仕組み)解明」で大隅博士が、2012年には「iPS(多能性幹細胞)の開発」に成功した山中博士らが受賞しています。これらの業績と共に、ノーベル賞制定以前の日本人研究者の医学的研究についても紹介します。
第3回 3月18日(火) 『コロナワクチンの開発』
詳細:2023年のノーベル賞はカリコー・カタリンとドリューワイスマン両博士が受賞しました。この研究は山中博士らの研究もヒントになっています。彼らが開発したワクチンがどのようにコロナウイルスに効果を発揮するのか、この仕組みについて、今後必要な対応を含めて解説します。
【教材】
あり(資料配布または参考程度)
講演者が作成した資料を配布予定
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 日野 晶也 |
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肩書き | 神奈川大学名誉教授 |
プロフィール | 専門分野は海産無脊椎動物を研究材料とした発生生物学。1979年早稲田大学理工学研究科応用物理学専攻博士課程修了(理学博士)。同年から、名古屋大学理学部生物学教室助手。この間の1983年から1985年まで米国ワシントン大学医学部生化学教室研究員、1989年4月より神奈川大学理学部生物科学科専任講師。理学部長、副学長等を歴任し、2020年退職。現在、神奈川大学名誉教授、「海とみなと研究所」および「総合理学研究所」所員。 非常勤講師として一般教育科目の「基礎生物学」、「自然の体験学習」を担当。 |
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