学内講座コード:F2
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主催:
東洋大学社会貢献センター(エクステンション課) [ 東洋大学 白山キャンパス (東京都) ]
講座名:
『源氏物語』の「巻名」の奥深さ~紫式部の思索を探求する~
申し込み締切:
2024年10月11日 (金) 23:30
開催日時:
10月21日(月)〜12月16日(月)/14:00〜16:00(120分)
入学金:
-
受講料:
14,850円
定員:
50名
講座回数:
9回
講座区分:
後期
その他:
本学甫水会会員はトライアル期間のため受講料は無料 本学学生は別料金
補足:
-
【講座の到達目標】
『源氏物語』について、作者紫式部の深く精緻な思索を探求することで、その理解をより深め、より楽しむことを目標とします。
【講座趣旨】
『源氏物語』は、今日、典雅な巻名が印象的ですが、この巻名は紫式部が付けたものです。後の読者が付けたのではないか、というような無責任な発言も過去散見されましたが、『源氏物語』の巻名が、紫式部のきわめて深い思索の結果、創出されたものであるということを、参加する皆さんと認識し、じっくり考えてみたいと思います。
今回の講座では、『源氏物語』の巻名に精緻な分析と考察を加えます。そして、紫式部がその名称を用いるに至った物語制作上の意図を探ることで、『源氏物語』誕生の事情、さらに物語作家としての紫式部の並々ならぬ力量を確認してみましょう。限られた回数の講座ですので、物語中の代表的な巻名を取り上げることになりますが、物語のドラマを突き動かす端緒としての役割を持つ巻名の考察を通して、紫式部の深く精緻な思索を探求したいと思います。
<フィールドワーク>
東京国立博物館 総合文化展 本館2室 「国宝元暦校本萬葉集」他を鑑賞。
※フィールドワーク参加希望の場合は対面型でお申込ください。
Web型は全8回となりフィールドワークは含まれません。
【講座スケジュール】
第1回 10月21日(月) 紫式部は、誰のために書いたのか?
第2回 10月28日(月) 「桐壺」―彰子と後宮十二殿舎
第3回 11月11日(月) 「帚木」「夕顔」―彰子側近の女房は受領層
第4回 11月18日(月) 「若紫」―「むらさき」の原点は『萬葉集』
第5回 11月24日(日) 【対面のみ】東京国立博物館 訪問
第6回 11月25日(月) 「葵」「賢木」―六条御息所の隠された過去
第7回 12月2日(月) 「須磨」「明石」―貴種流離譚の光源氏
第8回 12月9日(月) 「玉鬘」から「行幸」まで―六条院の四季
第9回 12月16日(月) 「藤裏葉」「若菜」―祝祭とリアリズム
開催場所:「受講証」メールに記載(3日前迄にメールで配信)
申込・振込期間:9月2日(月)〜10月11日(金)
名前 | 河地 修 |
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肩書き | 東洋大学名誉教授 |
プロフィール |
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