学内講座コード:330405
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
日本の風俗画―古代中国から桃山時代まで
申し込み締切:
2024年10月29日 (火) 17:00
開催日時:
10月30日(水)〜11月27日(水)/15:05~16:35
入学金:
-
受講料:
17,077円
定員:
24名
講座回数:
5回
講座区分:
後期
その他:
会員受講料: 14,850円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・美術史の考え方に対する理解を深め、発想法になじむ。
・日本絵画の重要な作例のいくつかを知る。
・日本絵画の風俗表現の特色について中国絵画も参照しながら理解する。
【講義概要】
日本の絵画は、深刻な主題よりも人々の日常の営みを描くのを得意としてきました。そういう性格は、遅くとも平安時代にははっきりしており、年中行事、社寺参詣、都市景観、祭礼、遊楽、芸能などを主題として、いまの言葉でいえばすぐれた風俗描写というものが、数多くの作例で認められます。時代とともに更新される魅力的な風俗表現は、やがて江戸時代初めには浮世絵に直結する特徴に至るのですが、それはまた別の話として、そこに至るまでの変遷を少し中国絵画も参照しながらたどってみようと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2024/10/30(水) 漢―唐、飛鳥・奈良時代
第2回 2024/11/ 6(水) 平安時代
第3回 2024/11/13(水) 五代―南宋、鎌倉時代
第4回 2024/11/20(水) 室町時代
第5回 2024/11/27(水) 桃山時代
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 佐藤 康宏 |
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肩書き | 東京大学名誉教授 |
プロフィール | 東京大学文学部卒業。同大学院人文科学研究科修士課程修了。東京国立博物館、文化庁美術工芸課を経て東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授。2020年に定年退職し名誉教授。博士(文学)。日本美術史、特に江戸時代の絵画史を専攻。著書『若冲・蕭白』(小学館、1991年)の本論「蕭白新論」で國華賞受賞。『湯女図――視線のドラマ』(平凡社、1993年)で倫雅美術奨励賞受賞(同書はちくま学芸文庫で再刊)。『若冲伝』(河出書房新社、2019年)で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。『若冲の世紀――十八世紀日本絵画史研究』(東京大学出版会、2022年)で徳川賞受賞。ほかに『講座日本美術史』(共著、全6巻、東京大学出版会)、『伊藤若冲』(東京美術)、『日本美術史』(放送大学教育振興会)、『絵は語り始めるだろうか――日本美術史を創る』(羽鳥書店)などの著書がある。 |
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