日本人のための新しい世界史

※現在、この講座の申し込みは
行っていません。

• 講座詳細

  【目標】
  ・歴史観は文明によって異なることを理解する
  ・世界史教科書だけでは世界の実情がわからない理由を理解する
  ・日本が今後の世界に果たす役割を自覚できるようにする
  
  【講義概要】
  日本の世界史は、戦前の西洋史と東洋史が合体してできた教科である。西洋史のもとになった地中海文明の歴史観と、東洋史のもとになった中国型の歴史観はまったく異なる。世界史教科書は、西洋史と東洋史を交互に並べただけだから筋道がないのである。しかも日本史は別教科であるため、まるで日本は世界の一員ではないみたいである。自国の立場を正当化するために書かれる国史を集めても世界史にはならない。本講座では、歴史哲学という根本に立ち返り、日本人のための世界史を提示したい。
  
  【各回の講義予定】
  第1回 2024/ 9/27(金) 歴史のある文明と歴史のない文明
  第2回 2024/10/ 4(金) 地中海文明の歴史観は変化と対決
  第3回 2024/10/11(金) 天が正統を決める『史記』の歴史観
  第4回 2024/10/18(金) 日本文明を創った『日本書紀』
  第5回 2024/10/25(金) 国民国家が世界史を変えた
  第6回 2024/11/ 8(金) 日本の歴史教育の問題点
  第7回 2024/11/15(金) 日本人はなぜ大陸に出て行くことになったのか
  第8回 2024/11/22(金) 日本列島と朝鮮半島の関係
  第9回 2024/11/29(金) 中国という国家は20世紀に誕生した
  第10回 2024/12/ 6(金) ロシアとは何か
  

• 備考

  ※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
  お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
  
  

• 講師陣

  名前	宮脇 淳子
  肩書き	歴史学者、公益財団法人東洋文庫研究員
  プロフィール	1952年和歌山県生まれ。京都大学文学部卒、大阪大学大学院博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。専攻は東洋史。東京外国語大学・常磐大学・国士舘大学・東京大学等の非常勤講師を歴任。著書に『日本人が教えたい新しい世界史』『満洲国から見た近現代史の真実』『皇帝たちの中国史』(いずれも徳間書店)、『どの教科書にも書かれていない日本人のための世界史』(KADOKAWA)、『ロシアとは何か』(扶桑社)、『真実の中国史』(PHP文庫)、『中国・韓国の正体』(ワック文庫)、『モンゴルの歴史』(刀水書房)、『世界史のなかの蒙古襲来』(扶桑社新書)ほか多数。