学内講座コード:710765
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター オンライン講座 (オンライン) ]
講座名:
戦時期の日本の女性―「パーマネント大流行?」その背景を探る
申し込み締切:
2024年05月11日 (土) 23:30
開催日時:
5月13日(月)〜 6月10日(月)/13:00~14:30
入学金:
-
受講料:
10,246円
定員:
30名
講座回数:
3回
講座区分:
数回もの
その他:
会員受講料: 8,910円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・戦時期の日本の女性たちにパーマネントなど西洋的な髪形が流行したのはなぜか。
・日本の近代化・西洋化の中で、女性の外見や経済的自立という問題はどのように捉えられてきたのか。
・髪結や美容師など、当時の女性の髪形の流行を作りだす女性職業者はどのような社会的地位にあったのか。
・流行を作り出す側と作られる側の両者の関係から女性の外見と近代化の問題を考察します。
【講義概要】
戦時中の日本で女性たちの間にパーマが流行していたと言ったら奇異に思われるかもしれない。しかしパーマネント排斥運動があったにも関わらず、実際にはパーマを求めて女性たちは美容院の前に行列していた。この講座ではパーマネントという女性の髪形を手がかりに、女性の外見と経済的自立、自由への希求について考えたいと思っている。そして女性たちにとって近代化・西洋化とはどのような経験だったのかを考えてみたい。さらに髪結いから美容師へという女性職業者の流れを追うことで、女性たちにとって経済的自立の問題と外見の問題が戦時期にいかに強く結びつくようになったかを考えたい。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 5/13(月) 近代化と女性の外見の変化
第2回 2024/ 5/27(月) 髪結から美容師へ ― 女性職業者の系譜
第3回 2024/ 6/10(月) 外見の「自由」と経済的自立による「自由」の関係について
【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、6月24日(月)に行います。
◆Zoomウェビナーを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆本講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30までに公開します。インターネット上で1週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 飯田 未希 |
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肩書き | 立命館大学教授 |
プロフィール | アメリカで女性学と社会学を学びました。(女性学修士、社会学博士)現在は立命館大学でジェンダー史を研究しています。最近は特に日本の戦時期の女性たちの(現在から見ると)意外な行動に心惹かれています。主著は『非国民な女たち 戦時下のパーマとモンペ』(中央公論新社)など。 |
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