学内講座コード:710409
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター オンライン講座 (オンライン) ]
講座名:
建築家による「日本」のディテール
申し込み締切:
2024年05月30日 (木) 23:30
開催日時:
6月 1日(土)〜 6月 8日(土)/13:00~14:30
入学金:
-
受講料:
6,831円
定員:
30名
講座回数:
2回
講座区分:
数回もの
その他:
会員受講料: 5,940円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・日本近代の建築史、および建築家の伝統表現に対する理解を深める。
・日本の歴史的建築構法(木造・RC造・鉄骨造など)に対する理解を深め、建築作品の構法的ディテールを読み解く面白さを知る。
・現代日本の建築のあり方や未来の建築の方向性について思考する。
【講義概要】
日本近代の建築史は、外来文化である「西洋」と近世までの伝統としての「日本」という異質なもの同士の相互作用が織りなす歴史として叙述できる。近代の建築家たちは、西洋の新技術を用いて「日本」の伝統を表現し、その一方で、日本の伝統的木造技術を採用しながらそれを西洋的美学や近代的合理性によって変容させた。そうした試行錯誤によって、矛盾しあう両者の架け橋を試みたのである。1950年代とそれに続く時代の建築は、そうした近代の取組みの総決算であり、彼らの思考は「(構法的)ディテール」によく現れている。この授業では、建築のディテールを読み解く面白さや、そこに込められた建築家の思考を講義する。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 6/ 1(土) いまなぜ「日本」のディテールなのか(近代における建築家の伝統表現)/「近代」の日本化─近代テクノロジーの地域化(鉄筋コンクリート造による伝統表現)
第2回 2024/ 6/ 8(土) 「日本」の近代化─伝統構法の批判的合理化(木造による伝統表現)/「伝統」と「近代」の架け橋
【ご受講に際して】
◆休講が発生した場合の補講は、6月15日(土)を予定しております。
◆参考図書:『建築家による「日本」のディテール』青柳憲昌著(彰国社、ISBN:978-4395321964)をお読みいただくと、より理解が深まります。
◆Zoomミーティングを使用したオンライン講座です。
◆お申込みの前に必ず「オンラインでのご受講にあたって」をご確認ください。
◆お申込みいただいた有料講座の動画は、当該講座実施の翌々日(休業日を除く)17:30 までに公開します。インターネット上で 1 週間のご視聴が可能です。視聴方法は、以下をご確認ください。
【会員】授業動画の視聴方法(会員向け)
【ビジター・法人会員】授業動
画の視聴方法(ビジター・法人会員向け)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 青柳 憲昌 |
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肩書き | 立命館大学准教授 |
プロフィール | 東京生まれ。博士(工学、東京工業大学)。東京工業大学助教、立命館大学講師を経て現職。専門分野は、建築史・文化財保存。主な著作として『建築家による「日本」のディテール』(彰国社、2023)、『日本近代の建築保存方法論─法隆寺昭和大修理と同時代の保存理念』(中央公論美術出版、2019、建築史学会賞受賞)、『日本の建築意匠』(学芸出版社、2016、共著)など。 |
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