学内講座コード:310706
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
国際政治と紛争学の最前線
申し込み締切:
2024年05月08日 (水) 23:30
開催日時:
5月10日(金)〜 6月14日(金)/10:40~12:10
入学金:
-
受講料:
20,493円
定員:
36名
講座回数:
6回
講座区分:
前期
その他:
会員受講料: 17,820円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
冷戦崩壊から30年、世界は平和に向かっているのでしょうか。パレスチナ・ガザ紛争、ロシアのウクライナ侵攻、中国の台頭、アメリカとイランの対立、北朝鮮問題等、世界には数多くの問題が山積しています。本講座では、大学での講義・国際政治学の理論と紛争学を中心に、世界の諸問題を包括的に理解できるようになることを目標とします。
【講義概要】
今、世界はウクライナ危機や中東のパレスチナ紛争の激化によって、大きく揺れています。米国と中国の対立、またロシアと米国・欧州の対立なども悪化しています。本講座では、国際政治学と紛争学を中心に世界のこれまでの歴史、および米国をはじめとする主要国の興亡や平和戦略を考察します。最新の新興国と日本および世界の諸問題と未来についても考察していきます。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 5/10(金) 覇権と国際政治
第2回 2024/ 5/17(金) 理想と国際政治
第3回 2024/ 5/24(金) 規範・構造と国際政治
第4回 2024/ 5/31(金) 紛争と国際政治
第5回 2024/ 6/ 7(金) 平和と国際政治
第6回 2024/ 6/14(金) 未来と国際政治
【ご受講に際して】
◆国際政治学や紛争学の概念はしばしば聞きなれないものです。難しい内容でもわかりやすさを心掛けて説明します。
◆前講座『戦火の欧州・中東・イスラーム関係史』『現代国際政治と地政学』の内容と一部内容が重複する場合があります。
◆受講者の方々の関心や理解度には「ばらつき」がありますので、繰り返し説明して理解を促す場合があります。その場合、ペースが遅くなったりする場合もあります。
◆基本的にはパワーポイントを使用しながら、必要に応じて板書(補足説明)や資料を配付します。
◆その中で理解を深めていただくために撮影した世界各地の写真や映像(アゼルバイジャン・バクー、イラク・クルド自治区、アルジェリア、リビア、ナイジェリアなど)を適宜15分前後使って説明する場合もあります。
◆国際政治とエネルギー戦略に関する本・名著などもご紹介します。
◆なお、世界情勢の変化によって、講座内容が前後したり、変更になることがあります。時間の関係上すべて詳しく説明できない場合もあります。その場合はその次の回に説明します。
◆初回は10分ほどお時間をいただいて簡単に自己紹介をさせていただきます。
◆他の方の迷惑になると判断される行為が発生した場合は退室を促す場合があります。
こうした点を理解して受講していただけると有難いです。有意義な時間になるように最大限努力したいと考えています。
【テキスト・参考図書】
テキスト
『新・国際平和論:対峙する理性とヘゲモニー』(ミネルヴァ書房)(ISBN:978-4623096435)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 福富 満久 |
---|---|
肩書き | 一橋大学大学院教授、英王立地理学会フェロー(F.R.G.S.) |
プロフィール | 早稲田大学政経卒。同大学院政治学研究科博士課程およびパリ政治学院国際関係学Ph.D.コース修了。博士(政治学)、Ph.D(国際関係学)。英王立地理学会フェロー(F.R.G.S.)、専門は国際政治・安全保障・中東問題。12年より一橋大学大学院社会学研究科准教授、15年より現職。15年〜16年カリフォルニア大学サンタバーバラ校 オルファレア国際問題研究センターリサーチフェロー、19年〜20年ロンドン大学キングス・カレッジ 戦争学研究科シニアリサーチフェロー。18年より防衛大修士・博士論文審査委員。著書に『中東・北アフリカの体制崩壊と民主化』、『国際平和論』、『Gゼロ時代のエネルギー地政学』(いずれも岩波書店)、『戦火の欧州・中東関係史』(東洋経済新報社)。近年は紛争学・正義論・軍事介入の問題に力を入れている。最新の論文に英国のSpringer Nature/palgrave macmillan社発行の国際政治学術誌『International Politics』2021年7月号、論文Could humanitarian intervention fuel the conflict instead of ending it? |
© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.