学内講座コード:310703
この講座について質問する主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
21世紀はいかなる時代か―リアルエコノミーvsシンボルエコノミー
申し込み締切:
2024年05月08日 (水) 23:30
開催日時:
5月10日(金)〜 6月14日(金)/13:10~14:40
入学金:
-
受講料:
20,493円
定員:
24名
講座回数:
6回
講座区分:
前期
その他:
会員受講料: 17,820円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・シンボルエコノミーを象徴する株価や為替などを決定する要因を理解することができる
・リアルエコノミーがなぜ停滞しているかを理解することができる
・21世紀は16世紀から始まる近代とは異なる時代に入ったことを理解する
【講義概要】
1970年代に入って想定外の事象が相次いで起きている。たとえば、ニクソンショック、3年に一度生じては崩壊するバブル、ソビエト連邦解体、EU創設、9.11、ウクライナ・ロシア戦争、イスラエル・ハマス戦争などである。近代の最も大きな功績は中産階級の創出であるが、上位1%への所得と富の集中が19世紀末から20世紀初頭の水準にまで高まり、中産階級が危機に瀕している。ドル変動相場制移行後、シンボルエコノミ―が雇用と密接に結びついているリアルエコノミーを圧倒するようになった。リアルエコノミーを象徴するのが金利であって、21世紀になって利潤率と金利の乖離が顕著となった。21世紀は過去4世紀とは全く異なる時代となった。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 5/10(金) なぜ想定外の事態が多発するのか
第2回 2024/ 5/17(金) 「不愉快な問題」とは何か
第3回 2024/ 5/24(金) リアルエコノミーvs.シンボルエコノミー
第4回 2024/ 5/31(金) なぜ成長戦略や異次元金融緩和政策が失敗したのか
第5回 2024/ 6/ 7(金) 自由と所有とは
第6回 2024/ 6/14(金) 陸と海のたたかい
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 水野 和夫 |
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肩書き | 法政大学教授 |
プロフィール | 愛知県生まれ。博士(経済学)。専門分野はマクロ経済学。三菱UFJモルガン・スタンレー証券(1980八千代証券入社-2010)、内閣府大臣官房審議官(2010)、内閣官房内閣審議(2011)、日本大学教授(2012-15)、法政大学教授(2016-現在)。著書に『100年デフレ』(2003)、『終わりなき危機』(2011)、『資本主義の終焉と歴史の危機』(2014)、『次なる100年』(2022)などがある。 |
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