学内講座コード:110515
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
『正法眼蔵』に学ぶ 「現成公案」巻の講読
申し込み締切:
2024年03月31日 (日) 23:30
開催日時:
4月 2日(火)〜 6月11日(火)/13:10~14:40
入学金:
-
受講料:
34,155円
定員:
30名
講座回数:
10回
講座区分:
前期
その他:
会員受講料: 29,700円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・『正法眼蔵』の各巻を順次講読する。
・道元の思想、教えについて学ぶ。
・禅の世界、道元の宗教体験の世界にふれる。
【講義概要】
今期は「現成公案」の巻を講読する。この巻は、天福元年(1233)、道元(1200〜1253)が34歳のとき、在俗の弟子である楊光秀に求められ与えた書である。この巻では、現成、すなわち、現前に成就している存在について、どのように受けとめるべきか、その存在は何を意味しているのか、道元はどのように受けとめたのかが示されている。冒頭の「諸法の仏法なる時節、すなはち迷悟あり、修行あり、生あり、死あり、諸仏あり、衆生あり」という一節は、道元の説く仏法を端的に示しており、あまりにも有名であるが、読む人を悩まし続けている名文である。道元が展開する現成公案の世界、道元の宗教体験にもとづく仏法の世界を解説する。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 4/ 2(火) 「現成公案」巻の講読(01)――「現成公案」巻について――
第2回 2024/ 4/ 9(火) 「現成公案」巻の講読(02)――諸法と仏法について――
第3回 2024/ 4/16(火) 「現成公案」巻の講読(03)――迷いと悟りについて――
第4回 2024/ 4/23(火) 「現成公案」巻の講読(04)――自己と万法について――
第5回 2024/ 5/ 7(火) 「現成公案」巻の講読(05)――舟と岸のたとえについて――
第6回 2024/ 5/14(火) 「現成公案」巻の講読(06)――薪と灰のたとえについて――
第7回 2024/ 5/21(火) 「現成公案」巻の講読(07)――水と月のたとえについて――
第8回 2024/ 5/28(火) 「現成公案」巻の講読(08)――山と大海のたとえについて――
第9回 2024/ 6/ 4(火) 「現成公案」巻の講読(09)――魚と水と鳥と空のたとえについて――
第10回 2024/ 6/11(火) 「現成公案」巻の講読(10)――風性常住無処不周について――
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 粟谷 良道 |
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肩書き | 仏教学者 |
プロフィール | 1953年生まれ。駒澤大学仏教学部卒、同大学院人文科学研究科博士課程満期退学。曹洞宗宗学研究所研究員、曹洞宗総合研究センター専任研究員、主任研究員を経て、2014年3月に退職。2006年4月〜2023年3月駒澤大学講師。現在は曹洞宗祗樹院住職。専門分野は禅学、仏教学。著作に共編『道元引用語録の研究』(1995年、春秋社)、共編『観音経読み解き事典』(2000年、柏書房)、編著『禅語録傍訳全書』第7〜9巻(2001〜2002年、四季社)などがある。 |
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