京都人の視点で読む 『源氏物語』 「夕顔・若紫の巻」

※現在、この講座の申し込みは
行っていません。

• 講座詳細

  京都人は本音を隠して建前しか言いませんが、それだけ京都人同士ならば理解し合えます。『源氏物語』もそのように書かれています。京都人の立場に立って『源氏物語』を読んでみましょう。すると紙背に潜む紫式部の本音が見えてきます。夕顔の君や若紫（後の紫の上）の、文字には表れてこない心の中をのぞいてみませんか。

• 備考

• 講師陣

  名前	岩坪　健（いわつぼ　たけし）
  肩書き	同志社大学文学部教授
  プロフィール	文学博士。1957年京都市生まれ。1981年京都大学文学部国語国文学科卒業。1989年大阪大学大学院文学研究博士後期課程単位取得退学。1991年「源氏物語古注釈の研究ー中世源氏学の流れー」で文学博士。同志社大学宮廷文化研究センター長。 受賞歴：1989年「源氏物語の二段階伝授についてー河内方と四辻善成・一条兼良をめぐって」で第16回日本古典文学会賞受賞。2014年『源氏物語の享受　注釈・梗概・絵画・華道』で第15回紫式部学術賞を受賞。 著書：『光源氏とティータイム』(新典社/2008)、『ウラ日本文学ー古典文学の舞台裏ー』(新典社/2011)、『錦絵で楽しむ源氏絵物語』編著(和泉書院/2012)、『角田さんと読むビジュアル源氏物語』(「作家さんと日本の古典を読んでみた！」シリーズ第2巻、ポプラ社/2024年4月1日発売）など多数。