学内講座コード:24122205
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主催:
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス (東京都) ]
講座名:
狛犬から眺めるアジアと日本【対面】 石の霊獣が結ぶ郷土の感性(その5)【対面/日本の文化・歴史/世界の文化・歴史/】
申し込み締切:
2024年04月07日 (日) 00:00
開催日時:
2024月4年15日(月)~2024月6年17日(月)/14:00~15:30
入学金:
-
受講料:
16,500円
定員:
30名
講座回数:
5回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【講座趣旨】
この講座では、神社のわき役とみなされがちな狛犬を、一転日本とアジアを知るための主役に据えてみたいと思います。本年度は、狛犬と石造狛犬の誕生といった狛犬史や北陸地方や東北地方の狛犬をとりあげ、日本の各地各様の個性ある狛犬のかたちやありかたを探ります。各地各様の狛犬が、日本各地に息づく豊かな郷土の感性を教えてくれます。ぜひご期待ください。
【特記事項】
※本講座は対面型となります。
■申込締切日:4月4日(木)
■申込に際し、必ず申し込み方法 をご確認ください。
■受講に際し、必ず受講規約をご確認ください。
■開講決定後、講座開講日7日前を目途に、受講のご案内を発送します。
※お住まいの地域により、お手元に届くまでお時間を要する場合がありますこと、予めご承知おきください。
※申込期日までに、申込手続(受講料の入金含む)が完了していない方には、受講のご案内を郵送いたしません。但し、申込期日が過ぎた後に申込手続が完了した方には、講座初回日にリバティアカデミー事務局の窓口にて、受講のご案内をお渡しします。なお、申込期日までに受講料のお支払いが完了しない場合は、講座の受講をお断りする場合があります。
※本講座はフィールドワーク実施回がございます。
■フィールドワークに関する詳細は、講義の際にご案内します(別途書類をご提出いただきます)。
■フィールドワークにかかる現地までの交通費は、受講生の自費負担とします。
【講義概要】
第1回 4月15日(月) 狛犬の誕生と展開―古代・中世の木造狛犬と石造狛犬
平安時代前期、大陸由来の獅子造形をもとにわが国で狛犬が誕生しました。
本講では、参道に置かれて広く普及する以前の狛犬に焦点を当て、特に、古代・中世における木造・石造狛犬の造形性とその系譜について詳しく解説します。
第2回 4月22日(月) 笏谷石製越前狛犬のかたちと製作年代のみわけかた
戦国時代の16世紀前期から作り続けられた古い石造狛犬である笏谷石製の狛犬について、各部の様式の特徴から、成立年代を判断する秘訣など、かたちの変容に重点を置いてお話します。
第3回 5月20日(月) 渋谷金王八幡神社・氷川神社の狛犬見学
名曲「春の小川」の舞台となった渋谷の地に江戸時代から守りつづける古い狛犬さんの数々を見学して回ります。国学院の未完成の「あすなろ」狛犬もみてみましょう。
第4回 6月3日(月) 岩手県の狛犬―郷土の狛犬の多種多様な面白さ
盆地ごとに形が異なる岩手県内の狛犬は、地方色豊かな狛犬の世界をつくっています。その全貌とユニークなかたちと特徴を県内全地域に渉り紹介します。
第5回 6月17日(月) 南シナ海北部湾辺の石狗―アジア霊獣像の流れと狛犬の死角をみてみる
アジアの霊獣像の流れを眺めることで、狛犬の隣人たちの姿とその居場所を確認します。なかには狛犬から中国獅子に影響を与えた現代の事例もあります。「狗」と名づく霊獣像である南シナ海の石狗は、狛犬のよき隣人には違いありません。
名前 | 川野明正 |
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肩書き | 明治大学法学部教授・日本石仏協会会長 |
プロフィール | 1967年東京都生まれ。博士(文学・東京都立大学)。アジアの民間信仰を獅子像・妖怪・呪術・呪符等のテーマから研究。大学院在学中に漫画家水木しげるに見いだされ、雲南省の民俗神と妖怪の版画の研究で、第2回世界妖怪賞受賞(世界妖怪協会・1998年)。狛犬関連監修書に『東京周辺神社仏閣どうぶつ案内』(メイツ出版、2019年)、『狛犬さんぽ』(グラフィック社、2020年)がある。日本石仏協会会長(2023年より)。 |
名前 | 山下立 |
肩書き | 龍谷大学非常勤講師・日本石仏協会理事・元滋賀県立安土城考古博物館学芸員 |
プロフィール | 専門分野: 日本美術史、彫刻を中心とする神仏習合美術 仏像・神像・狛犬など、日本の宗教美術について多角的な調査・研究を続けながら、『神秘の文字―仏教美術に現われた梵字―』、『武将が縋った神仏たち』、『武将たちは何故、神になるのか-神像の成立から天下人の神格化まで-』など、独自の切り口による展覧会を企画。論文、調査報告多数。 |
名前 | 中森あゆみ |
肩書き | 明治大学獅子・狛犬研究所客員研究員、越前狛犬研究会主宰 |
プロフィール | 1967年生まれ。1987年奈良芸術短期大学洋画コース卒業。1990年奈良県青少年絵画コンクール日本画部門知事賞。1991年福井の寺院に嫁ぐ。1999年福井県総合美術展日本画部門知事賞。2000年全関西展日本画部門佳作2010年〜2015年光風会入選。2011年「狛犬さがし隊」4に入り狛犬の魅力に触れてからは1年に平均して800寺社を巡る。 2021年明治大学 獅子・狛犬研究所客員研究員になる。 |
名前 | 桑久保紀代子 |
肩書き | 神奈川狛犬・石仏の会幹事(事務局担当)・日本石仏協会理事・狛犬さがし隊隊員 |
プロフィール | 1969年生まれ。宮城県石巻市出身。元美術団体新制作協会事務局勤務(2021年退職)。石の彫刻が好きで、狛犬の彫刻的美しさに魅せられ狛犬散策を始める。2023年5月「狛犬さがし隊」創立16周年記念展「大江戸狛犬祭─咲かせ狛犬愛」の幹事を務める。 |
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