学内講座コード:2411K003
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主催:
東京都立大学オープンユニバーシティ [ 東京都立大学 飯田橋キャンパス (東京都) ]
講座名:
現代フランス文学入門 ミシェル・ウエルベックの『地図と領土』を読む
申し込み締切:
2024年04月10日 (水) 23:30
開催日時:
4月20日(土)~5月25日(土)/10:30〜12:00
入学金:
3,000円
受講料:
10,100円
定員:
15名
講座回数:
4回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【講座内容】
本講座ではフランスの現代作家であるミシェル・ウエルベックの『地図と領土』(野崎歓訳、ちくま文庫、2015年)を解説します。ミシェル・ウエルベックは、1998年に『素粒子』がベストセラーとなり、2015年には『服従』が世界中で大きな話題を呼びました。日本でもその作品の多くが翻訳され、人気を博しています。彼の代表作のひとつである『地図と領土』は、フランスでもっとも権威ある文学賞であるゴンクール賞を2010年に受賞した作品です。本作では孤独な天才芸術家ジェドとその創作の格闘が描かれています。多くの批評や解説文で、この作品は「現代芸術市場を舞台にした」という枕詞のもとで紹介されてきました。ところが、一読すれば分かる通り現代美術市場は本作の一部でしかありません。むしろ作者本人が登場人物として登場したり、急に推理小説風になったりと、小説ならではの奇妙さが際立つ作品です。本講座では、主人公の芸術活動に焦点を当てることで、この奇妙さの謎を解きほぐします。テクストは日本語訳の文庫版を使用します。授業では、この日本語訳にもとづいて、講師がレジュメ資料を準備します。各自で購入して持参してもかまいません。
【参考書籍】
『地図と領土』野崎歓訳、ちくま文庫、2015年
『ウエルベック発言集』講師共訳、白水社、2022年
【講座スケジュール】
第1回 04-20 10:30~12:00
第2回 05-11 10:30~12:00
第3回 05-18 10:30~12:00
第4回 05-25 10:30~12:00
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 八木悠允 |
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肩書き | ロレーヌ大学博士課程後期、東京都立大学 客員研究員 |
プロフィール | 首都大学東京(現東京都立大学)人文社会学部人文学科フランス語圏文化論卒業(文学修士)。レンヌ第二大学人文学部フランス文学科卒業(文学修士)。現ロレーヌ大学博士課程在籍、都立大学東京客員研究員。専門はフランス現代文学、とくにミシェル・ウエルベック研究。訳書に、ミシェル・ウエルベック『発言集』、白水社、2022年。マルク・アリザール『犬たち』、法政大学出版局、2019年(共訳)。論文に「ミシェル・ウエルベックの散文におけるポワン・ヴィルギュル」(『リミトロフ』第一号)、翻訳にサミュエル・エスティエ「ウエルベック批評の十年」(共訳、『人文学報』、首都大学東京フランス文学教室、第514-15号)など。 |
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