学内講座コード:105
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主催:
大東文化大学地域連携センター [ 大東文化大学 東松山校舎 (埼玉県) ]
講座名:
人物でたどる埼玉の歴史~前近代史を中心に~
申し込み締切:
2024年04月02日 (火) 23:30
開催日時:
金曜日
5月10日、17日、24日、31日
6月7日、14日
10:00~11:30
入学金:
-
受講料:
12,000円
定員:
34名
講座回数:
6回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
≪古代・中世の東国史を学ぶ Part32≫
第1回 氷川神社と丈部直不破麻呂【担当講師:宮瀧 交二】
埼玉の古代史を彩る人物の中で、武蔵国足立郡の郡役人の家に生まれた丈部直不破麻呂(はせつかべのあたい・ふわまろ)の名は、現在ではあまり知られていないようです。しかし、不破麻呂は、平城京に出て異例の大出世をした人物で、帰郷後は、氷川神社の神職を務め、『更級日記』に収められた「竹芝伝説」のモデルにもなっています。ここでは、不破麻呂に関する最新の研究成果をお話します。
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第2回 新羅琴の達人 沙良真熊【担当講師:宮瀧 交二】
奈良時代の歴史書である『続日本紀』に武蔵国新羅(しらぎ)郡(現在の和光市・朝霞市・新座市・志木市あたり)の人として登場する沙羅真熊(さらの・まくま)は平安時代の初め、新羅琴(伽耶琴[かやぐむ])の名人として活躍しました。平安京でも、その名は、書の空海と並んで広く知られていたようです。今回は、実際に伽耶琴の音色も聴きながら、この謎の演奏家の真相に迫ります。
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第3回 熊谷直実・法力房蓮生~伝説と史実~【担当講師:大井 教寛】
平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて活躍した熊谷次郎直実・法力房蓮生法師は、源頼朝から「日本一の剛の者」、法然上人から「坂東の阿弥陀仏」と称されるほどの人物であったと伝えられています。
この直実・蓮生の生涯や事跡について、伝説と史実の両面からその人物像に迫り、今もなお歴史・文学・芸能の各分野で取り上げられているその魅力をお伝えしたいと思います。
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第4回 鎌倉殿の13人の1人 足立遠元【担当講師:加藤 功】
鎌倉殿の13人の内、比企能員・畠山重忠・足立遠元の3人の武蔵武士がいる。比企郡司の比企能員、武蔵国留守所総検校職の畠山重忠の2人は、鎌倉幕初、北条氏により相次いで誅伐される。
足立氏の祖と呼ばれた足立遠元は、誅伐されずに足立郡郷の地頭職として、鎌倉時代約150年間の足立氏の在地支配の礎を築いた。遠元とその一族の歴史的意義を検証する。
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第5回 渋沢栄一のまなざし【担当講師:杉山 正司】
今年7月3日発行される新一万円札の顔となる「日本資本主義の父・渋沢栄一」。実業家としての活躍が顕著な栄一の人格を形成したルーツは、生まれ育った深谷血洗島にあった。
生家の家業、従兄の尾高惇忠と学問、岡部藩役人の侮辱からの社会に対する葛藤。ここから資本主義を確立し、教育・福祉・文化、そして国際平和交流へと発展させていった渋沢栄一のまなざしをみる。
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第6回 “知恵伊豆”松平信綱と野火止用水【担当講師:根岸 茂夫】
武蔵野の雑木林の面影を残す新座市野火止の平林寺は、”知恵伊豆“松平信綱(1596-1662)の菩提寺です。野火止は信綱によって近世前期に開発されました。武蔵野の原野に農民を入植させ、代官の農業指導で畑を開発し、水がなかったため野火止用水を開削して飲料水を確保しました。なぜこの地を開発したのか。幕府老中・川越藩主としての信綱の想いを、さまざまな史料から読み解いてみたいと思います。
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名前 | 宮瀧 交二 |
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肩書き | 大東文化大学文学部歴史文化学科教授、図書館長 |
プロフィール | 立教大学大学院文学研究科博士後期課程史学専攻(日本史専修)博士予備論文提出退学。博士(学術)[新潟大学大学院現代社会文化研究科]。専門は日本古代史、博物館学、観光歴史学。著書に『岡倉天心 思想と行動』[共著]他。(公社)日本博物館協会 平成25年度棚橋賞受賞。歴史科学協議会『歴史評論』編集長等で活動中。 |
名前 | 大井 教寛 |
肩書き | 熊谷市立熊谷図書館副館長・学芸員 |
プロフィール | 中央大学文学部卒業。専門は日本中世史・郷土史。著書論文に「武蔵国熊谷郷の開発と在地領主」他。埼玉県地方史研究会会員等で活動中。 |
名前 | 加藤 功 |
肩書き | 元埼玉県立博物館学芸員 |
プロフィール | 國學院大學文学部史学部卒業。専門は日本中世史。論文に「翻刻武蔵七党系図」他。武蔵野文化協会での“武蔵野文化”の総合的研究で活動中。 |
名前 | 杉山 正司 |
肩書き | 元埼玉県立文書館館長、國學院大學兼任講師 |
プロフィール | 國學院大學文学部卒業。専門は近世交通史、博物館学。論文に「天保度日光社参における岩槻領内の村の対応」他。令和五年度日本博物館協会功労者表彰。郵政博物館歴史文化研究会第五分科会主査等で活動中。 |
名前 | 根岸 茂夫 |
肩書き | 國學院大學名誉教授 |
プロフィール | 國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(歴史学)。専門は日本近世史。著書に『近世武家社会の形成と構造』他。文部科学大臣より令和3年度地域文化功労者表彰、他。文化財保護・史料保存等として活動中。 |
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