学内講座コード:10
この講座について質問する主催:
大東文化大学地域連携センター [ 大東文化大学 大東文化会館 (東京都) ]
講座名:
水戸黄門と芸能
申し込み締切:
2024年06月30日 (日) 23:30
開催日時:
金曜日
6月21日
7月5日、19日
10:30~12:00
入学金:
-
受講料:
6,000円
定員:
30名
講座回数:
3回
講座区分:
数回もの
その他:
補足:
-
こんなに楽しい伝統芸能の世界15
第1回 水戸光圀と芸能【担当講師:宮瀧 交二、小林 晋也】
江戸時代の水戸藩主・徳川光圀(1628~1701)は、水戸黄門の名で広く知られています。今日、テレビドラマ等のイメージが定着していますが、実際の光圀はどのような人物だったのでしょうか?
第1回目の講義では、まずは宮瀧が、このような水戸黄門の真実について歴史学の立場からお話します。続いて小林から、光圀と能、水戸徳川家と能についてもお話します。
テキスト:レジュメを配付します。
第2回 水戸光圀と能【担当講師:小林 晋也】
水戸光圀の時代、将軍綱吉はそれまでの観世流から宝生流を贔屓し各地の大名もそれにならい宝生贔屓が増え(今に伝わる加賀宝生など)ます。水戸も能は盛んで光圀自身も幼少期より能に親しみその生涯においてたくさん逸話が残されています。それらの紹介や光圀に縁の深い能の一部を鑑賞し最後にみなさんと武士の嗜みであった腹式呼吸にて謡い体幹を駆使して舞う能の体験をしていただきます。
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第3回 講談の水戸光圀【担当講師:小林 晋也、神田 京子】
水戸黄門の呼び名で広く世間に知られ現代になれば映画やテレビドラマなどにもなり更に身近な存在(若年層は知らない人も多いですが)となったのは講談(または講釈)によるところが大きく水戸光圀の一連の物語を「水戸黄門漫遊記」などと呼んだりします。それらはどの様なものなのか考察し講談とはどの様な芸能なのか講談師神田京子先生にお話ししていただき最後に一席読んでいただきます。
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名前 | 宮瀧 交二 |
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肩書き | 大東文化大学文学部歴史文化学科教授、図書館長 |
プロフィール | 立教大学大学院文学研究科博士後期課程史学専攻(日本史専修)博士予備論文提出退学。博士(学術)[新潟大学大学院現代社会文化研究科]。専門は日本古代史、博物館学、観光歴史学。著書に『岡倉天心 思想と行動』[共著]他。(公社)日本博物館協会 平成25年度棚橋賞受賞。歴史科学協議会『歴史評論』編集長等で活動中。 |
名前 | 小林 晋也 |
肩書き | 重要無形文化財保持者総合認定、宝生流職分能楽師 |
プロフィール | 昭和49年に小林家に四代目として生まれる。6歳に宝生宗家に入門。能楽師として関東を中心に全国、ときに海外での能公演。演劇、クラブミュージックなど他のジャンルとのコラボレーション。能で健康体操。小学校での能授業、中学高校での部活動、大学サークル指導。市民サークル「能楽を楽しむ会」自身の素人弟子の同門会「晋宝会」を主宰して活動中。 |
名前 | 神田 京子 |
肩書き | 講談師 / 真打、日本講談協会理事、公益社団法人落語芸術協会会員 |
プロフィール | 講談師。1999年二代目神田山陽に入門。山陽他界後は神田陽子に師事。2014年日本講談協会・公益社団法人落語芸術協会にて真打昇進。寄席や講談会、独演会の出演の他、「講談+α」のコラボ公演も各地で開催。2021年度(第76回)文化庁芸術祭賞優秀賞(「金子みすゞ伝~明るいほうへ~」他)、2021年度岐阜県芸術文化奨励賞受賞。夫は詩人桑原滝弥。一児の母。2020年より山口へ移住。山口・東京の二拠点の視点を持ちながら新たな講談の可能性を模索している。 |
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