学内講座コード:”2211F006
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主催:
東京都立大学オープンユニバーシティ [ 東京都立大学 飯田橋キャンパス (東京都) ]
講座名:
市民と読み解く丸山眞男 『日本政治思想史研究』を読む
申し込み締切:
2022年04月30日 (土) 23:30
開催日時:
5月10日(火)~5月24日(火)/18:30~20:00
入学金:
3,000円
受講料:
7,500円
定員:
20名
講座回数:
3回
講座区分:
数回もの
その他:
補足:
-
【講座内容】
丸山眞男(1914-1996)は戦後日本を代表する政治学者であり、戦前日本社会の問題を「抑圧の委譲」「無責任の体系」などの言葉で定式化し、また六十年安保などの現実的な政治課題に対しても鋭い提言をしたことで知られています。しかし丸山自身は自らの本業(「本店」)を日本思想史の研究であるとし、現実政治に関する発言を余技(「夜店」)と位置付けました。とはいうものの実のところ両者は密接に関連しているように思われます。丸山の同時代社会に対する洞察は歴史的な視野によって育まれ、他方で丸山の歴史研究は同時代社会に対する問題意識から着想を得ていると考えられるのです。
しかし、丸山の「本店」である日本思想史の研究は、江戸時代の儒学や国学の著作からの引用も多く一般の読書人にとっては非常に難解です。そこでこの講義では、特に難解な戦争中に書かれた江戸思想史に関する論文を、未公刊資料なども参考にしながらなるべくやさしく読み解き、その現代的な意義を探ります。
※資料はプリントを配布しますが『日本政治思想史研究』(東京大学出版会)あるいは『丸山眞男集』第1巻、第2巻(岩波書店)を手もとに用意され、できれば事前に目を通していただきますと理解の助けとなるでしょう。
【講座スケジュール】
第1回 05-10 18:30~20:00
第2回 05-17 18:30~20:00
第3回 05-24 18:30~20:00
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 金子 元 |
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肩書き | 秀明大学・順天堂大学非常勤講師、明治大学・法政大学兼任講師 |
プロフィール | 学習院大学大学院政治学研究科博士後期課程満期退学。修士(政治学)。東京女子大学丸山眞男記念比較思想研究センターで丸山眞男の遺稿類・旧蔵書の整理・公開作業、国立国会図書館憲政資料室で近現代の政治家・軍人等の史料整理作業に従事。近著に「箕作麟祥『泰西勧善訓蒙』続篇(国政論)にみる英米モラル・フィロソフィー受容の一考察」『秀明大学紀要』第18号(2021年3月)など。 |
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