学内講座コード:340306
この講座について質問する※現在、この講座の申し込みは
行っていません。
主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
ナチ・ドイツの強制断種と「安楽死」
申し込み締切:
2024年01月16日 (火) 23:30
開催日時:
1月18日(木)~ 2月15日(木)/10:40~12:10
入学金:
-
受講料:
17,077円
定員:
24名
講座回数:
5回
講座区分:
後期
その他:
会員受講料: 14,850円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・ナチ政権下のドイツで行われた強制断種政策と障害者殺害(「安楽死」)の実態について、理解を深めます。
・戦後のドイツが、これらの負の歴史にどのように取り組んできたのか(いわゆる「過去との取り組み」)について、理解を深めます。
【講義概要】
ナチ政権下のドイツでは、「遺伝病子孫予防法」と称された断種法に基づき、遺伝性の病や障害を持つと見なされた人々が本人の意思に関わりなく断種手術を受けさせられました。さらに第二次世界大戦開戦以降は、精神病院の入院患者を中心に、病や障害を持つ人々が「安楽死」の名のもとに殺害されました。この重大な犯罪は、どんな歴史的背景のもと、どのように行われたのでしょうか。本講座では、この強制断種と「安楽死」の実態について詳細に論じます。さらに、戦後ドイツがこれらの過去にどのように向き合ってきたのかについても詳しく紹介します。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 1/18(木) イントロダクションー強制断種と「安楽死」の概要 / 優生学の歴史 / ナチ体制と優生学
第2回 2024/ 1/25(木) ナチ・ドイツの「遺伝病子孫予防法」と強制断種
第3回 2024/ 2/ 1(木) ナチ・ドイツにおける「安楽死」
第4回 2024/ 2/ 8(木) 強制断種・「安楽死」という過去との取り組み(1)―被害者への補償政策
第5回 2024/ 2/15(木) 強制断種・「安楽死」という過去との取り組み(2)―記念館や記念碑の観点から
【備考】
◆休講が発生した場合、補講は2月22日に実施する予定です。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 紀 愛子 |
---|---|
肩書き | 早稲田大学・中央大学講師 |
プロフィール | 東京生まれ。博士(文学、早稲田大学)。専門分野はドイツ現代史。早稲田大学、中央大学等で、学部生のドイツ史授業を担当。書籍等著作物として、『価値を否定された人々―ナチス・ドイツの強制断種と「安楽死」』(新評論、共著)、『ヨーロッパ史のなかの思想』(彩流社、論文寄稿)等がある。 |
© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.