学内講座コード:140510
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
世親の「唯識」 『唯識三十頌』を読み解く
申し込み締切:
2024年01月15日 (月) 23:30
開催日時:
1月17日(水)~ 2月21日(水)/15:05~16:35
入学金:
-
受講料:
20,493円
定員:
30名
講座回数:
6回
講座区分:
後期
その他:
会員受講料: 17,820円(入会金は8,000円(税込))
補足:
-
【目標】
・「唯識」説の基本典籍であり,法相宗の根本教典でもある世親(ヴァスバンドゥ)作『唯識三十頌』と安慧(スティラマティ)による注釈を紐解く。
・ウパニシャッド以来インド思想に底流する「識」の特徴を知る。
・「唯識性」という学説の根拠を考察する。
【講義概要】
西暦紀元五世紀に活躍した仏教の偉大な教師である世親 (Vasubandhu) の主著の一つ『唯識三十頌』と安慧 (Sthiramati, ca. 470‐550C.E. または 510‐570C.E.) による注釈のサンスクリット原文の前半から重要と思われる箇所を抽出し、その和訳文(拙訳)に解説を加えながら、読み進めていきます。「唯識」と呼ばれる学説を理解するうえで必要となるいくつかの教理的概念、たとえば「表識」「離我性」「転変」「残存印象(習気、薫習)」「種子」「宿在識(阿頼耶識)」などがその文献のなかでどのように説かれているかをつぶさに見ていくことになります。
【各回の講義予定】
第1回 2024/ 1/17(水) 識からなるアートマン
第2回 2024/ 1/24(水) 我と諸法
第3回 2024/ 1/31(水) 三種の転変(1)
第4回 2024/ 2/ 7(水) 三種の転変(2)
第5回 2024/ 2/14(水) 三種の転変(3)
第6回 2024/ 2/21(水) 「唯識」としての転変
【ご受講に際して】
◆講義用の資料を配付します。
◆『唯識三十頌及び注釈』の和訳は『大乗仏典(15)世親論集』(中公文庫)に収録されています。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 齋藤 直樹 |
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肩書き | 早稲田大学講師 |
プロフィール | 1962年東京都出身。早稲田大学大学院東洋哲学専攻博士課程満期退学後、ドイツ・マールブルク大学にてPh.D.取得。著書『Das Kompendium der moralischen Vollkommenheiten』、論文「転変としての世界」「ナーガールジュナの馬」「「歩行者」の「歩行」」「ガンダルヴァの都城」等がある。 |
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