学内講座コード:120322
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
歴史を検証するとはどういうことか? シベリア出兵/チェコスロヴァキア軍団/大正期の日本社会
申し込み締切:
2022年06月30日 (木) 23:30
開催日時:
7月 2日(土)~ 7月30日(土)/13:00~14:30
入学金:
8,000円
受講料:
14,850円
定員:
30名
講座回数:
5回
講座区分:
その他
その他:
ビジター価格 17,077円
補足:
-
【目標】
・「シベリア出兵」と「チェコスロヴァキア軍団」の歴史的位置づけを再検討する。
・大正期の日本の外交・政治・社会・文化を「外からの」視点で捉え直す。
・歴史事象を、複眼的に捉えることの面白さと重要性を体得する。
【講義概要】
「ロシア革命」と内戦の時期にロシアで刊行された、チェコスロヴァキア軍団の機関紙『チェコスロヴァキア日刊新聞』(1918-1920年)を題材として、大正期の日本の外交・政治・社会・文化を、「外からの」視点で捉え直す。日本の「シベリア出兵」の直接の誘因とされていながら、実体が知られていない軍団と日本との関わりを、『日刊新聞』の記事・論説・ルポルタージュを手掛かりとし、5つのエピソードに焦点を絞って、資料に基づいて再構成する。心温まる「交流美談」がある一方、緊迫した国際環境のなかで対立局面も露わになった。そこからどんな教訓を読み取るべきかを、みなさんと一緒に考えていきたい。
【各回の講義予定】
第1回 2022/ 7/ 2(土) T・G・マサリクの日本訪問(1918年4月)
第2回 2022/ 7/ 9(土) オロヴャンナヤ駅での邂逅ーチェコスロヴァキア軍団と日本軍の「蜜月」とその後
第3回 2022/ 7/16(土) 医療面での交流ー東京の軍団傷病兵とウラジヴォストークの日本人看護婦
第4回 2022/ 7/23(土) 「交流美談」の頂点ーヘフロン号事件
第5回 2022/ 7/30(土) 1920年4月のハイラル事件ー「藪の中」なのか?
【ご受講に際して】
◆歴史や言語についての特別の知識は必要としません。歴史を考える際の「心構え」のようなものを、お伝えできればと思っています。
◆『チェコスロヴァキア日刊新聞』の記事と論説は、翻訳のコピーを配付します。パワーポイントによって貴重な写真やイラストもご披露します。
◆『兵士たち・看護婦たち・難破船・装甲列車(仮題)』(長與進著、教育評論社)と『チェコスロヴァキア軍団 ある義勇軍をめぐる世界史』(林忠行著、岩波書店)を参考図書とします。
◆休講が発生した場合の補講は8月27日(土)を予定しています。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 長與 進 |
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肩書き | 早稲田大学名誉教授 |
プロフィール | 1948年名古屋市生まれ。同志社大学文学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科ロシア文学専修後期課程満期退学。1979年から1981年までブラチスラヴァのコメンスキー大学に留学。1991年から2019年まで早稲田大学政治経済学術院でロシア語を担当、専門分野はスロヴァキアの歴史・言語・文化。著書『スロヴァキア語文法』(大学書林、2004年)、共編著『ロシア・中欧・バルカン世界のことばと文化』(成文堂、2010年)、訳書ヤーン・ユリーチェク『彗星と飛行機と幻の祖国と―ミラン・ラスチスラウ・シチェファーニクの生涯』(成文社、2015年)、『兵士たち・看護婦たち・難破船・装甲列車』(仮題、教育評論社、近刊)など。 |
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